冒頭、横並びに立つ11人。生演奏風にアレンジ(サイコーでした)された山下美月センター曲「僕は僕を好きになる」からのスタート。それぞれの表情がライトに照らされた瞬間、おっさんはやべえコイツらやる気だと思った。目バキ船長が11人おると思った。1曲目からとんでもねえカタルシスを感じさせたかと思いきや勢いそのままアレンジもそのままに、梅澤美波センターの「空扉」与田祐希センターで「三番目の風」が繰り出される。何かもう陳腐、そして乱暴な言い方であるのを承知で言うが、”ロックだ。これはロックなんだ”とおっさんは思った。”今までとは違う向きに吹き抜けろ!”てそういう意味で書いたんすか秋元先生。
この感覚を裏付けるかの様に続く「トキトキメキメキ」では冒頭で岩本蓮加が喧嘩腰に煽り口上を絶叫。それはトキトキメキメキではなくドギドギメギメギと言うべき代物であったし、これに続く曲が「自分じゃない感じ」つうんだからもう、このトランス状態に対する曲名だとしか思えない。やっぱそういう意味で書い(ry
佐藤楓、吉田綾乃クリスティー、梅澤美波の3名による「Threefold choice」では客席を3つに区切ってそれぞれのペンライトカラーに染め上げてみたり、伊藤理々杏と岩本による「心のモノローグ」では曲終わりにメインステージへと走って戻る2人に合わせて客席にウェーブを起こしてみたりと、オーディエンスを積極的に巻き込んで行く流れもこの日ならでは。
向井葉月と岩本によるギターの伴奏で「失いたくないから」そして吉田が自身の推しメンである秋元真夏に捧ぐとしてセンターに立ち「別れ際、もっと好きになる」と、しっとりと聴かせる一幕も挟みつつ、「命は美しい」「裸足でSummer」「ガールズルール」の連投でオーディエンスをまたもやブン回して行く。