78歳・小松政夫

面長の顔立ちで優しげな印象の小松政夫さん。「ちょっと頼りないながらも優しいお父さん」といった役柄がピッタリな俳優です。

自動車のセールスマンをしていた小松政夫さんですが、コメディアンを目指して植木等さんの付き人となります。コメディアンとして独り立ちした後は、伊東四郎さんら同期のコメディアンらとのやり取りにギャグを挟むスタイルで人気を博しました。

時代劇やホームドラマに多数出演する傍ら、海外ドラマの吹き替えも。中でもアメリカのシットコム「アルフ」での父親役は当たり役で、主人公・アルフ役の所ジョージさんとの声での掛け合いは人気がありました。

1942年1月10月生まれで、2021年現在79歳です。

79歳・渡哲也

「日本の男」という言葉がピッタリの渡哲也さん。エランドール新人賞やブルーリボン新人賞を受賞し、「第二の石原裕次郎」と呼ばれていた渡哲也さん。当時大人気女優だった吉永小百合さんとの相手役を務めることが多く、熱愛の噂もありました。

石原裕次郎さんの会社・石原プロに入社した渡哲也さんは、石原裕次郎さん亡きあとは石原プロの社長に就任。

渡哲也さんにとって石原裕次郎さんは憧れの先輩。初対面の挨拶時、食事中だった石原裕次郎さんは、食事を中断して立ち上がり握手して激励してくれたんだそう。この出来事に大感激した渡哲也さんは、以降、自身も後輩らに同じように接しているんだそうです。

渡哲也さんは1941年12月28日生まれで、2021年で80歳になります。俳優の渡瀬恒彦さんは3歳年下の実弟ですが、2017年に72歳で亡くなっています。渡哲也さんが俳優になるきっかけは、弟・渡瀬恒彦さんが内緒でオーディションに応募したためだというエピソードもあります。

79歳・橋爪功

橋爪功さんは1941年9月17日生まれで、2021年で80歳になります。少し細い目が哀愁を感じさせる優しげな顔立ちの俳優です。

文学座の演劇研究所に入所し、めきめきと頭角を現した橋爪功さん。演劇界のスターとなり、演劇集団「円」の設立に参加。現在でも舞台演劇の活動を続け、客演も多いです。

2時間ドラマ、サスペンス、ホームドラマと幅広くテレビドラマに出演し、映画にも多数出演。日本アカデミー大賞助演男優賞を3回、主演男優賞を1回受賞しています。代表作に映画「お日柄もよくご愁傷さま」「東京家族」、ドラマ「青春家族」「新・赤かぶ検事奮闘記」シリーズなどがあります。

79歳・藤竜也

藤竜也さんは、少しコワモテな顔立ちに口ひげが特徴的な俳優です。1941年8月27日生まれで、2021年で80歳になります。

デビューから数年は悪役や凶悪犯の役が多く、バイプレイヤーというよりエキストラといったポジションだった藤竜也さんですが、1976年公開の映画「愛のコリーダ」で一躍注目を集めます。その後はアクション系ドラマや時代劇で活躍しました。

40代で出演した煙草のCMで「ダンディな中年男性」としてブレイクし、写真集を発売。近年では色気のある渋い俳優としてホームドラマや映画に出演しています。

79歳・小林稔侍

小林稔侍さんは1941年2月7日生まれ。2021年で80歳になります。1962年にデビューしたベテラン俳優です。

デビュー当時はチンピラなどの悪役が多く、アクション映画や仁侠映画への出演がメインでした。役者として花開いたのは1980年代。NHKの朝ドラ「はね駒」で主人公の父親を演じたことがきっかけで知名度をアップさせました。

1990年代にはホームドラマで演じた役の影響から、「理想の上司」ランキングの常連となります。現在は2時間ドラマをメインに俳優業を継続しています。

代表作は映画「鉄道屋(ぽっぽや)」「星めぐりの町」、ドラマ「キイハンター」シリーズ「HOTEL」シリーズなどです。