「70代後半の名俳優」を年齢と共に紹介!

日本では「後期高齢者」と呼ばれる70代後半。響きだけを見れば完全に「老人」ですが、ベテラン俳優たちの中には、とても「おじいちゃん」とは思えない人もチラホラいます。

いくつになってもカッコ良く、男性的な魅力を持った、70代後半の俳優をご紹介しましょう!

76歳・杉良太郎

歌手であり俳優でもある杉良太郎さんは、1944年8月14日生まれ。2021年で77歳になります。時代劇に多数出演し、舞台活動が活発な俳優です。また、ディナーショーには中高年の女性がつめかけ、「杉様」の愛称で厚い支持を受けています。

慈善活動に熱心なことでも知られている杉良太郎さん。多額の寄付はもちろん、被災地での炊き出しや刑務所への慰問訪問などをしています。売れる前の15歳のときから慈善活動に参加していたというから、すごいですよね。

この慈善活動について、芸能リポーターから「売名行為では?と言われていますが、どうですか?」と質問された杉良太郎さん。「何十年、何十億とかけて売名行為やってます。皆さんもやったらどうですか」と切り返し、カッコいいと話題になりました。

76歳・高橋英樹

「桃太郎侍」で知られる高橋英樹さんは、18歳のときに日活映画でデビューしました。1944年2月10日生まれなので、2021年で77歳になります。デビューから実に60年近く第一線で活躍をしているんですね。フリーアナウンサー・高橋真麻さんの父親としても知られています。

時代劇のイメージがある高橋英樹さんですが、若い頃は青春映画や恋愛映画に多数出演。視聴者投票で決まった「ナイスガイ」というニックネームもあったんだそう。若い頃の高橋英樹さんは、ハッキリした顔立ちのイケメンで、このニックネームも頷けますね。

76歳・古谷一行

古谷一行さんといえば、名探偵・金田一耕助役として有名です。ボサボサ頭と袴姿が似合っていますよね。その他にも冴えないサラリーマン役や、サスペンスでは刑事役も多く演じている俳優です。

人気バンド・Dragon Ashのボーカル降谷建志さんの父親としても有名で、映画「手紙」で共演しています。

そんな古谷一行さんですが、1944年1月2日生まれなので、2021年で77歳になります。プライベートでは何年も前からおじいちゃんでしたが、演じる役でもおじいちゃん役が増えてきました。

77歳・田村正和

田村正和さんは、1943年8月1日生まれ。2021年で78歳になります。歌舞伎役者・坂東妻三郎さんの三男として生まれました。長兄と弟も俳優で、異母弟も俳優をしている芸能一族の出身です。

1963年の大河ドラマ「花の乱」から5年連続大河ドラマに出演するも、一時期は脇役ばかりだったという田村正和さん。繊細な美青年役などで人気が出るようになり、時代劇「眠狂四郎」で哀愁の漂う美しさを見せ、女性ファンから「哀愁の貴公子」と呼ばれたほどでした。

1990年に入るとホームドラマで人気を博し、「パパはニュースキャスター」「ニューヨーク恋物語」などの代表作があります。また、和製「刑事コロンボ」とも言われる「古畑任三郎」は有名で、モノマネをする芸能人が続出しました。

現在は表舞台から姿を消している田村正和さん。引退説が囁かれていますが、「ハッキリ引退とは言っていないし、何かに出演するとも言っていない」という姿勢を貫いています。

77歳・北大路欣也

北大路欣也さんは時代劇出身。12歳のときに映画「親子鷹」で勝海舟の少年時代を演じデビューしました。父親は戦後の映画俳優・市川右太衛門さんで、デビュー作で共演しています。

同い年で同じ東映俳優だった松方弘樹さんとはライバル関係とされ、松方弘樹さんに「東映城の暴れん坊」というキャッチコピーがあったのに対し、北大路欣也さんのキャッチコピーは「東映城のプリンス」。2人とも、イメージぴったりですね!

その後は劇団四季のミュージカルに客員として参加したり、大河ドラマや時代劇に多数出演しています。威厳のある風貌ですが、実は笑顔がカワイイ北大路欣也さん。重厚な役からちょっとファニーな役まで幅広く演じています。

1943年2月23日生まれで、2021年で78歳になります。

77歳・小野寺昭

小野寺昭さんは1943年9月19日生まれ。2021年で78歳になります。

優しげな顔立ちの正統派イケメンで、物静かで誠実な青年役を十八番としていた俳優でした。絶大な女性人気を誇り、代表作となった「太陽にほえろ!」で「殿下」役を演じていた際には、若い女性からのファンレターが毎週のように殺到していたといいます。

2時間ドラマに欠かせない俳優として、サスペンスやミステリーに多数出演。明智小五郎や金田一耕助、十津川警部などの探偵・警察役を多く演じています。

趣味は登山・ギターで、パソコンも得意。自身で作曲・アレンジした曲を着信音にしているそうですよ。

78歳・中尾彬

中尾彬さんは、1942年8月11日生まれで、2021年で79歳になります。コワモテでバリトンボイスを響かせながら喋る姿は、笑顔であっても威圧感があり、大物俳優の威厳を感じさせますよね。

バラエティ番組や情報番組のコメンテーターとしても活躍している中尾彬さんですが、そのときの衣装から「ネジネジスカーフ」の印象がすっかり定着しています。

落語家の家系に生まれながらも俳優となり、時代劇への出演で人気を博しました。また、元々絵画の道を志し留学経験もあり、今でも国際的な賞を受賞するほどの腕前を持っています。