男女の友情は成立しないと思う人の心理
続いて、異性の友情は成立しない派の心理を紹介します。成立する派の方は、成立しない派の考えも確認し、自分が友人と思っている相手が、本当に自分に恋愛感情がないのでチェックしてみましょう。
心理①ふと異性として意識してしまう
子供のうちは男女関係なく仲良くなれますが、思春期から男女に距離感が生まれ、大人になるにつれて異性の友情が成立しずらくなる理由は、お互いの身体の違いが関係しています。
男女の友情が成立しないと考える方は、ふとした瞬間に異性の性的な部分に気づいてしまうと、単なる友人として見れなくなってしまうのです。特に男性は、女性のバストやヒップなどに興味を抱きがちで、意識したくなくても本能で意識してしまいます。
また、女性も普段は異性として意識しない友人の逞しい背中や、力の違いを見せつけられては、男性として意識せずにはいられないでしょう。友人の性的な部分に気づきながらも、意識せず接することができる方は良いですが、割り切れない方は異性との友情を築くことが難しいです。
心理②ムードで流されることもある
距離感が近く、お互いに危機管理が乏しいと、お酒の力が加わった時や気が緩んだ時にムードに流されて、男女の友情の一線を越えてしまいます。この経験がある方は、男女の友情が成立しないと考えます。
また、ふとした気の緩みで崩れてしまうような友情は、本当の友情と思わないのでしょう。お酒を飲むと理性が保ちにくく、知らない人同士でも間違いを起こしてしまう可能性があるのですから、近しい関係の異性の友人とは心も開いているので、間違いを起こしやすいのも納得です。
心理③信頼関係から恋愛感情が芽生える
男女の友情が成立しない派で一番多く見られる意見が、「いつの間に好きになってしまうから」です。一目惚れだけで恋人を作る方は良いですが、外見はもちろん性格も重視する方は相手の中身を知り、そこから恋愛対象に入れます。
最初は顔だけかっこいい、かわいいだけと感じていても、友人になり素の部分を知っていくうちに相手の良さに気づくこともあるのです。また、初めはクールだった友人が、仲良くなるにつれて自分だけに饒舌になったりすると、特別感や優越感を感じ、好きになりやすいです。
特にギャップは恋愛に発展するポイントの一つなので、第一印象からかけ離れた性格の持ち主には、恋愛感情を抱くことが多いです。
男女の友情を成立させる方法
続いて、男女の友情を長く成立させる方法について紹介します。今いる異性の友人との関係を守りたい方は、今日からこの方法を実践し、恋愛対象ではないことをアピールし、友情を持続させましょう。
方法①対等でいる
男女関係なく友人関係を続けていきたいのであれば、女性は女性扱いされてはいけませんし、男性も良く思わせようとして見栄を張ってはいけません。
男性の方が収入が多く、女性は仕事をしず、家庭に入ることが一般的だった時代の名残で、今でも恋人同士だと男性が奢ることが多いですが、友人関係であれば割り勘が当たり前です。
また、仲良しメンバーでの飲み会の後に、女性一人で夜道を歩くのは危険だからと送っていくのも、勘違いをさせてしまうきっかけになるかもしれません。一人で帰すのが心配なのであれば、家の方向が同じメンバー全員で帰ったりと工夫し、相手に特別感を感じさせないようにしましょう。
方法②勘違いをさせない
男性は女性よりも、友情と恋愛の線引きが苦手なので、特に女性は男性に勘違いさせないよう気を付けましょう。仲が深まると、どうしても自分も他の男性友達のように距離感なく接したいし、接してもらいたいと感じてしまうかもしれませんが、例え友情があっても異性であることを忘れてはいけません。
安易なボディタッチや距離感の近さは男性側が勘違いしやすく、「自分に気があるのでは?」と思われてしまいます。そのような勘違いを生まない為にも、自分からはボディタッチをしてはいけませんし、適度な距離感を保つことが大切です。
また、女性に限らず男性も同様に、初心な女友達に対し頭を撫でたり、荷物を持ったりなど女性扱いすると、相手に勘違いをさせてしまいます。
方法③程良い距離を保つ
同性の友人でも距離感は大切ですが、男女となるとさらに程良い距離の保ち方が重要となります。異性であることを意識したくない気持ちはわかりますが、他に誰もない状態で個室に二人きりになるなどの安易な行動は、必ず避けましょう。
絶対に相手に恋愛対象として見られたくないのであれば、部屋であっても車内であっても同じ考えを持たなくてはいけません。
男性は恋愛感情が無くても、異性と個室で二人きりになり、さらに欲求不満であった場合、理性に負ける可能性があります。男女の友情において、常に理性を持つことは当たり前で、その理性が崩れた時、友情も崩壊してしまうのです。
方法④友達関係であることをアピール
異性との友情を保つには、定期的に友人であることをアピールしなければいけません。少女漫画などで「お前のことは女として見てない」などのセリフを頻繁に口にされて、落ち込む主人公をよく見かけますが、相手からすると「変な期待」をさせないための思いやりなのです。
少しでも相手が自分に好意を感じていることに気づいたのであれば、相手のことを「異性として見ていない」「良い友人」であることを強調して伝えましょう。それだけアピールしても相手が諦めなければ、友情を長く保つことは不可能です。
方法⑤恋愛の相談をする
近い距離にいると、どうしても優しくされたり、自分だけに見せる一面に気づくと、「自分のことが好きなのでは?」と勘違いしてしまいがちです。その勘違いをお互いに生まない為にも、好きな相手や彼女の惚気、相談を定期的にしましょう。
そうすると、相手は自分ではない他の人を好きだと認識できますし、相手もあなたのことを自然と恋愛対象から外します。また、異性の友人に恋愛相談できる環境はメリットでしかないので、どんどん恋愛相談をし、異性の考えや客観的な印象を教えてもらいましょう。