◆オールマイティな定番かつ優秀野菜

オールマイティな定番かつ優秀野菜
 サラダや炒め物はもちろん、肉料理にも魚料理にも合う野菜といえば玉ねぎ。旬は8月~12月ですが、常備しておきたい野菜ナンバーワンといっても過言ではないでしょう。選び方は、「皮がパリパリで透明感があるくらい乾燥しているものがいい」。芽が出ていないか、根が伸びすぎていないかもポイント。成長しすぎた玉ねぎは、味や栄養が落ちてしまうからです。皮にたまに見られる黒い斑点は、黒カビの一種ですが、皮を剥けば問題なく食べられるそうです。気持ちが悪ければ避けるようにしましょう。

 玉ねぎには、脂肪燃焼、血圧を下げる、血栓予防、血糖値を下げる、抗アレルギー作用、滋養強壮、解毒作用など、効果は多岐にわたります。調理の裏技としては、切ったら空気にさらすこと。薄切り、みじん切りなど細かく切って、15分空気にさらすと栄養がアップします。

 ツンとした苦みがなく、生でも甘くて食べやすいのが新玉ねぎ。旬は4月~5月ですが、2月や3月でもスーパーに出回っていますよね。こちらは「ずっしりと重く、皮のツヤがあるもの」を選ぶのがポイント。新玉ねぎは普通の玉ねぎと違って傷みやすいので、できるかぎり新鮮なものを買い求め、春だけのおいしさを堪能しましょう。