◆野菜はすべて野菜室へ、は正しい?
買ってきた野菜は野菜室へ直行。それ、ちょっと待って。水分が抜けてからからになったり、味が落ちたり。せっかくの野菜を無駄にしてしまった人は、私だけではありませんよね。冷蔵庫は、冷蔵室、チルド室、野菜室に分かれています。それぞれの特性を、本書から学習しましょう。
・冷蔵室(0~6度)……野菜室より温度が低いため、乾燥しやすい。保存袋に入れて保存。
※キャベツ、白菜(カット)、ほうれん草、小松菜、レタス、ブロッコリー、ニラ、もやし、かぼちゃ(カット)、にんじん、大根、等
・チルド室(0度)……凍る一歩手前の温度。
※キャベツ、白菜(カット)、ブロッコリー、カリフラワー、もやし、じゃがいも、等
(冷蔵室でも問題ないが、チルド室があればチルド室に入れてほしい野菜)
・野菜室(3~7℃)……夏野菜や低温障害を起こしやすい寒さに弱い野菜の保存に向く。湿度が90%前後のため、野菜の乾燥を防ぐようにできている。
※玉ねぎ(夏)、新玉ねぎ、トマト(夏)、きゅうり、ピーマン、パプリカ、アボカド(完熟後)、長いも、生姜、大葉、等
冷蔵庫ではなく、常温で保存したい野菜もあります。
・常温(10~15度前後)……直射日光の当たらない風通しの良い場所。高温多湿の夏は冷蔵庫保存にする。
※白菜(一玉)、玉ねぎ、かぼちゃ(まるごと)、じゃがいも、さつまいも、等
カットされている野菜か、まるごとなのか、形状によっても保存先が異なるので、注意して鮮度や味を保ちたいですね。