骨盤ベルトは、産後いつまで使えるの?

骨盤ベルトはいつまでつけるかというのも、わかりづらいですよね。一般的には、下腹部のサイズが妊娠前くらいまでに戻り腰痛が軽くなる、出産後半年くらいまでつける人が多いようです。

ただし骨盤ベルトによって、つける時期のおすすめが違いますので、まずは骨盤ベルトを購入する前にチェックしましょう。

寝る時も骨盤ベルトを使う?

新米ママさんだと「骨盤ベルトは、寝るときもつける?」と、疑問に思うかもしれません。寝るときについては、お医者さんや助産師さんでも意見が分かれるところで、同じ病院内でも意見が分かれてました。

でも共通していることは、寝るときかどうかに関係なく「ズレた骨盤ベルトは、かえって逆効果」であり、「骨盤を締め付けることで眠れないくらいなら、寝るときは外しても良い」ということです。

寝るときにどんなにピッタリ調整してから寝ても、寝返りをうったりするうちに骨盤ベルトは歪んだり外れたりします。また、結構かたい素材が多いので、寝るときにゴロゴロして眠れないときはかなり不快だったこともあります。

逆に、出産後まもなくは、寝るときもしっかりつけて寝て、授乳でちょくちょく起きるときに直すと、つけない時よりも楽だったりすることもありました。

結局のところは、寝るときだからとあまり神経質にならずに、「頑張れる時に頑張る&寝るときはしっかり寝る」くらいが、リラックスできて良いのではないでしょうか。

骨盤ベルトは、帝王切開だと産後いつから使えるの?

ここでは基本的に、通常分娩で出産する(した)ママへ向けての話になりますが、最近では5人に一人の赤ちゃんが帝王出産で産まれてくると言われています。

たとえ帝王切開による出産だとしても、妊娠中にお腹が大きくなり、骨盤が開くことには変わりありません。帝王切開をしているママさん、赤ちゃんの状態によりお医者さんに確認が必要ですが、出産前は通常分娩のママさんと同じようにつける人が多いようです。

帝王切開だと赤ちゃんは産道を通過していませんが、それでも妊娠中には骨盤は広がっています。しかも通常の分娩に比べ、脳が出産をしたという認識をしづらく、骨盤の戻りが遅いと言われています。

しかしながら、帝王切開で出産したママさんのお腹には大きな傷があり、ためらいがちにはなりますが、やはり出産前の状態に戻すためには、骨盤ベルトが有効です。出産後しばらくは寝るときも起きている時も傷が痛くつけることはできないと思います。そこは焦らなくても大丈夫です。

帝王切開した多くのママさんは、1か月検診でお医者さんに確認してから産後の骨盤ベルトを付けることを始めるようです。ただし、帝王切開用という骨盤ベルトはほとんど販売されていないようで、通常の出産用の骨盤ベルトを使用することになります。

また、傷の状態が軽く、早いうちから骨盤をしめたいと考えているママさんには、柔らかく収縮性の高い骨盤ベルトを使用したり、産後用のガードルをつけることでお腹をすっぽり包んでいるママさんもいらっしゃいます。同じ女性として焦る気持ちは理解できますが、くれぐれも痛みをこらえて始めないように注意してくださいね。

産前産後も使用可能!昔ながらの骨盤ベルト「さらし」とは?

妊娠5ヶ月の戌の日に、安産祈願で「さらし」をつける人も多いと思いますが、この「さらし」、その後どうしていますか?

私の場合は、出産する病院であらかじめ「さらし」の話は聞いており、戌の日の安産祈願をした際に神社でいただきましたが、実際にもらってきた時には正直なところ驚きました。ケガをした時に使うガーゼのような、手ぬぐいのような、真っ白で長い布が入っているだけなのです。何も知らないと、これはどのように使うのかわからないと思います。ましてや骨盤ベルトとしてつけるなんて、考えられないはず(笑)

「さらし」については、最もおすすめする骨盤ベルトとして紹介されることが多い一方で、年配者におすすめされることの抵抗感だったり、つける方法が独特だったりで、結局使わなかった…というママさんも少なくありません。

でも、さすが昔ながら今でも根強い人気を誇る「さらし」、好みはありますが、妊婦さん向けの講習などで紹介されることも多いので、お医者さんや助産師さんなど経験のあるプロの方に一度「さらし」をつけてもらいましょう。見よう見まねで着け心地が悪かった人も、一度しっくりつけることができると、もう他の骨盤ベルトは付けられない…なんてママさんも沢山います。

もし、「さらし」との相性が良ければ、1セット(約10m)1,000円ちょっとで購入できます。
また「さらし」の付け方は、いくつかあります。何回か試してみて、自分に合う付け方が見つかるとイイですね。