「ふたりだけの禁じられた遊び」「ふたりだけのいけないこと」

という大胆なキャッチコピーが考えられていたという。

 このようなキャッチコピーやダブルヒロインものにしたことについて、ジブリの鈴木プロデューサーは当時、「宮崎監督は引退を宣言しながらジブリに毎日顔を出し、すぐ仕事に口出しをすると。監督はいつも男女の物語をやっていたので、女性同士の物語なら口を出さないだろう」と、冗談めいて語っている。

 ジブリの次代の作品として、今までやってこなかった百合ものを匂わせたのは、新しい時代のジブリというイメージにしたかったのかもしれない。