ライ麦パンはグルテンフリー
パンをふわふわに仕上げてくれるグルテンですが、なぜそのグルテンを抜いた食事が流行り、健康に慣れると言われているのかについて紹介します。
ライ麦パンもグルテンが含まれていないグルテンフリー食品ですが、どのようなメリットがあるのかしっかりと理解をし、自分にあった食事法を探していきましょう。
グルテンは腸壁を破壊してしまう可能性がある
グルテンというのは腸で吸収され、グリアジンとグルテニンというタンパク質に変わります。このグリアジンが腸壁にへばり付き反応を起こしてしまうと、腸壁を破壊し通常であれば排出されるはずの細菌や毒素などが腸壁を破って血中に入り込み、全身に行ってしまうのです。
そうすることで、便秘や肥満、肌荒れやアレルギー、生活習慣病などあらゆる不調を引き起こしてしまいます。
このような症状をリーキーガット症候群と言います。
グルテンは精神面にも悪影響
グルテンに含まれるグリアドフィンという成分は精神面に影響を与えてしまい、脳を興奮状態にし、依存性もあると言われています。
集中力が続かない時、やる気がでずぼーとしてしまう際には、グルテンの影響かもしれません。
また、鬱やADHDの発症にも影響しているという研究結果も出ており、グルテンが体に与える影響は大きいものなのです。
グルテンフリーのメリット
メリットとして1つ目は、ダイエット効果です。
グルテンは血糖値を急上昇させてしまう原因になり、血糖値が急激に上がることで脂肪を蓄えやすくなります。
さらに食べたいという中毒性も出てしまうため、グルテンを抜くことでこれらの症状を抑えられダイエット効果を期待できます。
2つ目に美肌効果もあり、血糖値を下げるためのインスリンは、皮脂を過剰に分泌してしまいます。
ニキビなど肌荒れの原因になってしまうため、グルテンフリーで血糖値の急上昇を抑えインスリンの分泌を調整し美肌を目指せます。
ライ麦パン以外のグルテンフリー食品
ライ麦パン以外にもグルテンフリー食品は多くあります。
例えば、小麦粉の代わりにお米を粉状にした米粉で調理できます。
ケーキやパンなどで多く使われています。
また、コンビニやスーパーなどで豆腐そうめんというダイエット向け食品があります。
豆腐で麺ができているのですが、歯応えもあり本物の食感を残しながら麺を楽しめ、そうめんのみならずうどん風や中華麺風も出ているので飽きずに楽しめます。
ライ麦パンは食物繊維豊富
ライ麦パンは栄養価が高い食べ物ですが、食物繊維が多い特徴もあります。
便秘の時は食物繊維とよく言いますが、食物繊維は実際どういう働きをしているのか、ダイエットにどういいのか紹介していきます。
食物繊維とは
食物繊維は第6の栄養素と言われており、炭水化物、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの次に必要な栄養素です。
腸を整える働きがあり、便秘改善の効果が高く、便の大きさを大きくして排便を促進させてくれます。
また、食物繊維は大腸に住む善玉菌のエサになり、腸内環境をよくしてくれる働きもあります。
そして、食物繊維には2種類あり不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。
不溶性食物繊維は水分を吸収し便を大きくしてくれます。
水溶性食物繊維は血糖値の急上昇を抑える働きがあり、一緒にとった食べ物の糖の吸収・消化を緩やかにしてくれます。
食物繊維がダイエットにいい理由
食物繊維は糖の吸収・消化を緩やかにしてくれるため、普段の食事から食物繊維を意識することで脂肪になりにくく、腹持ちもよくなります。食べ過ぎを防げるのはダイエットには嬉しいポイントです。
また、便秘改善効果があるため余分な老廃物をスッキリ体から排出してくれます。
体に溜め込んでいる状態は、他の内臓にも影響が出て働きが悪くなってしまい痩せにくい体になってしまうため、排出はとても大切です。
ライ麦パンの食物繊維量
ライ麦パンの食物繊維は100gあたり5.6gです。小麦の食パンは2.3gとライ麦パンが高いことがわかります。
その中でも、排便を促す不溶性食物繊維が3.6g、血糖値を緩やかにしてくれる水溶性食物繊維が2g含まれています。
お米や麺類などを含む穀物類の中で、1番多いオートミール9.4gにつぐ第2位の多さです。