3.時間を買ってもらってお小遣い稼ぎ――タイムチケット

(写真=jesterpop/Shutterstock.com)

自分の時間を購入してもらい、その時間を提供するサービス「タイムチケット」。その時間に自分が提供できるものであれば、「悩みを聞く」「ビジネスの相談にのる」など何でもよいのですが、ビジネスノウハウを提供するチケットが多く出品されているようです。

「こころのモヤモヤ、晴れたい人へ」というチケットは1時間4万5,000円で売られ、100枚以上売り上げています。チケットの内容としては、電話、対面、オンラインなどで相談者の話を聞いてくれるというもの。実際に利用した人からは「またぜひお話を聞いていただきたいです」などのコメントが寄せられていました。

他にも、元編集者がクライアントの趣味や要望、雰囲気などを考慮して選んだ古本10冊を探して提供するチケットが、1時間3,000円で売られるなど面白い内容のチケットもあります。1度利用した方からは、サービスがいいので再度利用したいという旨のコメントが寄せられていました。

このように自分にできるタイムチケットを設定し充実したサービスが提供できると、おのずとファンは増えてリピートの可能性が高まることでしょう。

類似サービスとして「タイムバンク」があります。こちらは著名人の方が多く利用されており、出品者になるには審査が必要なサービスとなっています。

「ファン」を得るための工夫とは?

(写真=sondem/Shutterstock.com)

今回紹介したアプリに限らず、オンラインサロンやメルマガなど、才能やスキルのある個人がファンに対してコンテンツを直接提供するサービスが増えています。作家・ブロガーのはあちゅうさんやモテクリエイターの“ゆうこす”こと菅本裕子さんらはその成功例でしょう。

ただ彼女たちのようにフォロワーを大勢抱えていなくても、一定数のコアなファンを獲得すれば、そのファンのニーズを満たす何かを提供することで、金銭的な対価を得ることができます。

数多くの出品者から選んでもらえる、「ファン」がつく配信者の共通点を探ってみましょう。

アイコンなどの画像・見え方に気をつかっている

画像の雰囲気が出品者などのイメージを大きく左右します。自身をどのようにみせたいかを決めて、画像は念入りに選びましょう。

何ができるのか、何を提供しているのかきちんと説明している

どのようなサービスが提供できるのか、しっかりと説明しましょう。とくに「ココナラ」は、丁寧にプロフィールや仕事の流れなどを書き込むことで、信頼感や差別化へと繋がります。

継続は力なり!とにかく続けている

どのアプリ、どのサービスもそうですが、すぐに結果が出るとは限りません。地道にコツコツと続けることで認知度を高めるしかありません。

ファンの要望に耳を傾け改善を続けている

ファンが何を求めているのか、ニーズをしっかり把握してその声にこたえることが重要です。ただし、すべての要求をのめばいいワケではありません。期待にこたえつつ、軸はブレないようにしましょう。

最初から高収入を狙わずに、楽しいこと好きなことをやってお小遣いができたらいいなという感覚で始めてみてはいかがでしょうか。

文・夏野久万(フリーライター)

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