生理前のおりものが茶色い!妊娠の可能性も?!
生理前の時期ににおりものが茶色くなる時には、排卵期に受精して妊娠している可能性もあります。
生理前の時期というのは、黄体期と言って、妊娠するときには受精卵が着床するために子宮内膜が厚くなっていく時期になります。
排卵期に受精して妊娠超初期に入っていると、受精卵は約7日から10日かけて卵管から子宮へと移動して、子宮の中で子宮内膜に絨毛という根っこを下して着床して、妊娠が完全に成立します。
この、子宮内膜に根っこを下すときに、子宮内膜を傷つけることで出血が起きることがあり、それが茶色やピンクのおりものとして出てくることがあります。
この、着床するときに見られる出血のことを着床出血と言います。
着床出血は、おりものが茶色やピンクに色づく程度の異もあれば、生理のようにかなり大量の出血が見られることもあります。
また、全く着床出血がない人も少なくありません。
生理前生理後のおりものが茶色い!おりものの臭いが気になる!
生理前と生理後に茶色いおりものが出ることは、病気ではありませんが、中には、生理前と生理後の茶色いおりものの臭いが気になるという人もいますよね。
生理前や生理後のおりものは臭いがきつくなることがあります。
生理前と生理後の茶色のおりものの臭いが気になるのは一体どうしてなのでしょうか。
基本的に、おりものの臭いは、無臭からツンとするような酸っぱい臭いが少しするものです。
どうして酸っぱい臭いがするのかというと、膣の中を清潔に保つために乳酸菌がたくさんいて、弱酸性に保たれているから、酸性の酸っぱい臭いがするのです。
生理周期の中で、おりものの臭いは大きく変化していきますが、生理前というのは、生理周期の中で一番おりものの臭いがきつくなる時期になります。
ですから生理前の茶色のおりものの臭いも多少きつくなるのは仕方がないことだと言えます。
また、生理後に茶色のおりものが続く時には、経血が混じったおりものになります。生理が終わって通常のおりものになれば、臭いはかなりなくなりますが、経血には血が混じっているので、当然茶色いおりものが続いていれば血の臭いが混じってしまい、通常のおりものよりも臭いがきつくなります。
酸っぱいようなにおいではなくて、魚が腐ったような悪臭がする時には、病気の可能性がありますので、すぐに病院へ行くことが大切です。
生理前生理後のおりものが茶色!おりものと腹痛もあるのは?
生理前や生理後に限りませんが、何らかの原因で出血をしていて、おりものが茶色くなるときに、腹痛を伴うこともあります。
腹痛を伴う出血というのは、心配がいらないものでは、着床出血のときにチクチクとするような痛みのある腹痛を感じることがあります。
また、生理前に茶色いおりものが出始めた時にも腹痛は起こりますよね。生理前症候群として下腹部痛が起きて、腹痛に悩む人も少なくありませんよね。
茶色いおりものに伴う腹痛が、着床出血に伴う腹痛と、生理前症候群の下腹部痛の腹痛であればそれほど心配することはありません。
しかし、茶色いおりものに伴う腹痛がその他の原因の場合には、腹痛は危険な状態であることがほとんどです。
特に、妊娠している時に、茶色いおりものに腹痛が伴った時には危険です。腹痛が流産や切迫流産、子宮外妊娠などのとても危険な状態のサインであることが少なくありません。
また性感染症の中にも、下腹部痛などの腹痛とおりものの色に異常が出るものもあります。
生理前症候群などの心当たりがない下腹部痛の腹痛と、おりものの色や状態に異変を感じた時には、一度病院で検査してもらうことをお勧めします。
生理前生理後のおりものが茶色い!おりものとかゆみがひどい!
女性の中には、茶色いおりものが出るときに、デリケートゾーンのかゆみに悩む人も少なくありません。
デリケートゾーンにかゆみを感じる人は少なくありませんが、どうしてかゆみが出てしまうのでしょうか。
デリケートゾーンにかゆみが出てしまう理由には、大きく分けて2つあります。
かゆみの1つ目の理由は、下着の締め付けや、生理用品の使用などによってデリケートゾーンがかぶれることでかゆみが起こることです。
かゆみの2つ目の理由は、感染症です。かゆみの原因には性感染症や、カンジタ膣炎の原因となるカンジタ菌のような真菌(カビ)があります。性感染症や真菌にデリケートゾーンが感染することが、かゆみの原因となるのです。
茶色のおりものが出やすい生理前には、強いかゆみを感じる人も多いものです。生理前にかゆみを感じる原因はホルモンバランスが乱れることで、膣内の環境が変わりかゆみが出やすくなります。
下着を通気性の良いものにしたり、おりものシートや生理用ナプキンをこまめに替えるなどして、デリケートゾーンが蒸れてかぶれないようにして、かゆみを予防することが大切です。