おりものは女性の健康状態を把握するために大切なものですが、生理前生理後に茶色いおりものが出るのはいったいどうしてなのでしょうか?!生理前生理後に茶色いおりものが出るのは病気なの?!この記事では気になる茶色のおりものについてお伝えします。
生理前のおりものが茶色い!心配ですよね!
生理前には、生理前症候群で様々な体調の変化が起こるものですが、その生理前症候群の変化の中には、おりものの変化もあります。
おりものの色というのは、普通は透明から白っぽかったり、色がついていたとしてもクリーム色程度で薄い色であることがほとんどです。
しかし、生理前や生理後になると茶色のおりものが出るという人も中にはいます。
生理で出血しているわけでもないのに、おりものに色がつくというのは、何か病気を意味しているのでしょうか。
それとも、生理前の茶色のおりものというのは心配いらない症状なのでしょうか。
また、茶色のおりものの症状の他に、おりものが臭いとか、デリケートゾーンにかゆみを感じるとか、腹痛があるという人もいますが、それはどういったことを意味しているのでしょうか?!
この記事では、生理前や生理後に茶色いおりものが出る原因や、茶色のおりものからわかる病気の症状等についてお伝えします。
おりものとはいったい何?【生理前のおりものが茶色い?】
茶色いおりものについてみていく前に、そもそもおりものとはどういったものなのでしょうか?!
おりものの正体というのは、子宮の中や膣の中で分泌される分泌液が体の外に流れ出てきたものになります。
女性にとっては下着を汚すこともあり、においが気になったり、蒸れたりかゆみの原因にもなることから、ちょっと面倒くさいものです。
しかし、おりものには大切な役割が2つあるのです。
おりものの大切な役割の1つ目は、膣の中を清潔に保つための自浄作用の役割です。
膣やデリケートゾーンというのは、不潔になりやすい場所ですよね。おりものには善玉菌である乳酸菌が沢山含まれていて、膣やデリケートゾーンに潤いを与えながら、清潔に保つ役割があります。
もう1つのおりものの大切な役割というのは、妊娠を手助けするという役割です。妊娠しやすい排卵期には、卵白のようなゼリー状のおりものが大量に分泌されます。
これは精子の移動を手助けして妊娠しやすくするための潤滑油の役割をするためです。
精子が体の奥へ入っていきやすくするための妊娠の手助けをすることも、おりものの大切な役割になるのです。
生理前生理後におりものが茶色い原因は?
そんな大切な役割を持っているおりものは、状態が生理周期によって大きく変わります。
しかし色の変化というのは、透明から白、色がついたとしても淡いクリーム色程度で、生理の時に出血する時以外には、大きく色が変わることはありません。
しかし、人によっては、生理前や生理後におりものが茶色くなるという人がいます。実はこれは病気でも何でもない健康な状態でもなることなのですが、一体どうして生理前や生理後にはおりものが茶色になるのでしょうか?!
おりものに茶色い色がつく原因というのは、出血になります。
身体の中の出血が少量で、出血してから体の外へ流れ出てくるまでに少し時間が経つと、おりものに赤やピンクではなく茶色い色をつけることがあります。
出血してからすぐにおりものとして出てくるときには、鮮血やピンクになります。
生理周期の中で他の時期におりものに茶色い色がつくと何らかの病気による不正出血の可能性もありますが、生理前と生理後に茶色のおりものが出ることは、不正出血の可能性は低いです。
生理前と生理後に茶色のおりものが出る原因は、経血がおりものに混ざっているからです。
あまり生理後に茶色のおりものが長く続くようなら、生理が長引く原因を特定する必要がありますが、2、3日で終わるようであれば心配する必要はありません。
生理前生理後のおりものが茶色い!おりものの茶色は病気?
生理ではない時期に、おりものに色がついていると、病気ではないかと考えてしまう人も多いものです。
しかし、生理前と生理後に多少おりものが茶色になるのは、経血が混じっているだけなので、病気ではありません。
生理前の2日から3日程度から茶色のおりものが始まるようなら子宮内膜が剥がれ落ちる準備を始めたことで出血が始まったことが原因です。
生理後の2日から3日程度、おりものが茶色になる程度であれば、完全に出切っていない経血の残りが、おりものに混じって出ているだけです。
ですから特に生理前と生理後のおりものが茶色の時には病気の可能性は考えなくても大丈夫です。