【生理前のおりものの特徴②】においは?【多い?においは?】

排卵期には、おりものの量が多いわりに、においはほとんどありませんでしたが、生理前になると、においが強くなってきます。

これは、生理前になるとおりものの量が増えて下着や陰部につく量が増えることが原因だと考えれます。

また、生理前には基礎体温が上がるために、雑菌が増殖しやすくなり、下着や陰部に付いたおりものに雑菌が増えやすくなることもにおいがきつくなる原因と考えられます。

また、生理前のおりものは、酸性になっていくので、酸っぱい臭いが強くなっていく傾向もあります。

【生理前のおりものの特徴③】量は?【多い?においは?】

生理前のおりものの量は、排卵期ほど大量ではありませんが、排卵期の次に多いといっていいでしょう。

排卵期には大量のおりものが出ますが、排卵期が過ぎると一旦おりものの量は減るのが普通です。

とはいえ、生理周期の中で一番おりものが減る生理直後ほど減る訳ではありませんが、排卵期の後ではいったんおりものの量が減るのが普通です。

しかし、生理が近づいてくる生理前になると、いったん減るかと思ったおりものの量が増えてくるのが普通です。

生理前には白いどろりとしたおりものがある程度の量あるのが健康な状態です。

【生理前のおりものの特徴④】日数は?【多い?においは?】

生理前のおりものが続く日数というのは、どのくらいの日数があるのでしょうか?

生理前をどの時点からとるのかというのは、人それぞれ意見が分かれるところかもしれません。

排卵後の黄体期から生理前だととらえれば、排卵が終わってから、生理が始まるまでの黄体期は13日間ほど続くので、生理前残り物は13日間ほど続くと言えます。

しかし、人によっては、排卵後の黄体期と、生理前症候群が出る時期は違うと考える人もいますよね。

生理前症候群が出る時期だけを生理前だととらえれば、生理が始まる5日から2日間くらいから生理前症候群が始まる人が多いので、その時期が生理前だと言えるでしょう。

その辺の捉え方は人によって様々ですが、この記事の中では黄体期全体を生理前として捉えてお伝えしています。

生理前と妊娠初期の違いがおりものの特徴でわかるの?

排卵期が終わった後の、生理前の黄体期というのは、妊娠を望んでいる人にとっては、着床したかどうかがとても気になる時期になります。

排卵期の卵白のようなおりものの状態というのは、女性ホルモンのエストロゲンの影響を受けています。排卵期が終わると卵白のようなおりものの量が減るのは、エストロゲンの分泌が減るためです。

黄体期に受精して妊娠初期に入ると、排卵前から大量に分泌されるようになるエストロゲンの量が経ることがないために、排卵期のおりものに似た状態のおりものが続くと言われています。

とはいえ、おりものの状態には個人差が大きいので、おりものの多いとか白いと言った状態だけで妊娠かどうかを判断することは危険なのですが、生理前の白いおりものと、妊娠初期のおりものはどのように違いが出るのか、ここから、妊娠初期のおりものの状態についてみていきたいと思います。

【生理前と違う妊娠初期のおりものの特徴①】色は?

排卵期に受精すると、おりものの色に変化が見られると言われています。

排卵期のおりものは透明に近い色で、黄体期には徐々に生理が近づくにつれて、徐々に白い色やクリーム色みたいな色に変わっていきます。

受精して妊娠初期に入ると、排卵期に透明だったおりものが、早い段階で白い色やクリーム色に近い白い色に変化することが少なくありません。

また白い色からクリーム色が強くなって、より黄色に近い色になったり、着床出血が起きている場合には、茶色っぽいおりものになることもあります。

生理前に白い色になり始めるのよりも早く、おりものの色が白い色になりはじめたら、妊娠の可能性を考えてもいいかもしれません。

【生理前と違う妊娠初期のおりものの特徴②】量が多い!

排卵期が終わり、受精していなければ、一度おりものの量は減ることが普通です。

というのは、排卵期のおりものの分泌には、排卵前にエストロゲンなどの女性ホルモンが大量に分泌されることが関係しているからです。

受精しなければ、女性ホルモンの分泌量が減るので、おりものの量も減るのが普通なのです。

しかし、排卵期に受精して妊娠初期に入っていれば、女性ホルモンの分泌がさらに増えます。

そのために、おりものの量も減ることがなく、大量のおりものが分泌されるようになります。

ただし、おりものの量や状態というのは、体調によって大きく変化するものなので、排卵後におりものが減ることがないからと言って、即妊娠だと考えるのはお勧めしません。

【生理前と違う妊娠初期のおりものの特徴③】水っぽい!

排卵期に受精していると、排卵前から分泌されていた女性ホルモンのエストロゲンの量がさらに増えます。

排卵期のおりものは卵白みたいなゼリー状の水っぽい感じになりますが、水っぽい感じになるのはこのエストロゲンが関係しています。

排卵期に妊娠しないと、エストロゲンの量が減るので、おりものの水っぽい感じはなくなるのが普通です。

しかし、排卵期に受精すると、エストロゲンの分泌量が減るどころか却って増えていきます。

生理前のおりものの特徴!妊娠初期との違いは?におい・色・量を解説!
(画像=『Lovely』より引用)

そのために、おりものの水っぽい感じが長く続きます。おりものが水っぽいのが妊娠初期のおりものの特徴になります。

排卵期を過ぎたのに、おりものの水っぽい感じがなくならずに、水っぽい感じが続くようなら、妊娠を疑ってもいいかもしれません。

ただし、おりものが水っぽいだけでは、妊娠と断定はできません。おりものが水っぽい感じになる病気もあるので、水っぽいだけで妊娠と考えるのはやめておきましょう。