【おりものが臭い病気①】細菌性膣炎

おりものが臭くなる病気には、細菌性膣炎があります。

細菌性膣炎は、膣の中の善玉菌と雑菌のバランスが崩れて、かゆみやおりものの臭いなどの症状が出てしまう病気です。

原因となる菌は、その時によって違うのですが、大腸菌が原因となることが多いようです。

治療法は婦人科で膣洗浄をした上で、細菌を退治するための抗生物質を含んだ膣剤を使うことが一般的になります。

【おりものが臭い病気②】淋病

おりものが臭くなる病気には、淋病があります。

淋病は、クラミジア感染症の次に日本で多い性感染症です。

男性は症状が出やすいのですが、女性はなかなか症状が出ないことで、感染を広げてしまうこともある、かなり厄介な性感染症の1つといえます。

淋病になると、おりものに悪臭が強くなることがあります。

通常の酸っぱい匂いとは明らかに違う、臭い匂いがおりものやデリケートゾーンからする場合には、淋病の疑いが濃厚になります。

早急に病院で検査を行いましょう。

【おりものが臭い病気③】トリコモナス膣炎

おりものが臭くなる病気には、トリコモナス膣炎があります。

トリコモナス膣炎はトリコモナス原虫という原虫が、膣内に侵入して増殖することで発症します。

トリコモナス原虫は性交渉で感染することが多く、性感染症の代表的な病気の一つといえます。

トリコモナス膣炎にかかると、黄色い泡立つおりものが悪臭を放ちます。

またデリケートゾーンにひどいかゆみが出ることもあります。

この病気の治療は薬を服用して、トリコモナス原虫を体の中から退治することが大切です。

放置しておくと不妊症などになってしまうこともあるので、思い当たる症状がある時には早めに受診しましょう。

おりものの異常は他の病気の可能性も!

ここまで、おりものの匂いについていろいろと見てきましたが、おりものの匂い以外にも、病気が発見される症状というのはあります。

おりものの異常から発見される病気にはどのようなものがあるのか最後にご紹介します。

【おりものの異常①】カンジタ膣炎

おりものの異常から発見される病気には、カンジタ膣炎があります。

カンジダ膣炎は、身体の中の常在菌の一つであるカビのカンジタ菌が膣内で異常増殖することで発症する病気です。

カッテージチーズやヨーグルトのようなボソボソした感じのおりものが出ることが特徴的な症状です。