生理周期によっておりものの状態が変化する
女性は妊娠をするために常に古いものを捨てて、新しいものを生み出していきます。それが生理周期であり、それにともないおりものの状態も変化していくことになります。
こちらでは簡単にその周期とおりものの変化をご説明しましょう。
生理直後のおりもの
生理の後のおりものは、量が少なく、半透明であったり白いものが多いです。質感は粘りがなくサラッとしていてかたまりのおりものは少ないです。
卵胞期のおりもの
生理終了日から排卵前までを卵胞期と呼びます。卵子を一定の大きさまで成長させ排出するまでの期間ですね。
この時のおりものは、少し量が増えていき、半透明のおりものや白いおりものが出てきます。粘り気はあまりなく、おりものは伸びません。
排卵期のおりもの
排卵期とは、排卵日を含む数日のことを言います。卵子が成熟し、卵胞から飛び出てくるまでの期間を言います。
排卵期のおりものは、量が一番多く、おりものの色は白色から透明になり臭いも気になりません。若干の酸味っぽい臭いがある程度の場合が多いです。
よく伸びて、精子が卵子へ到達するサポートをしてくれます。ゼリー状のおりものがでるのもこの時期。ゼリー状になったおりものが精子の生存率を上げて、卵子が出てくるのを待つ役割もあるんですよ。
黄体期のおりもの
排卵が終わり、妊娠が成立しないと次の生理が始まります。この時期を黄体期と呼びます。
排卵のタイミングと性交渉のタイミングがあってこそ、初めて妊娠の可能性が生まれるのですね。精子と卵子が出会い受精卵になってからも、子宮へ着床するまではまだまだ長い旅を続けなければなりません。
この時期のおりものは、透明のモノからまた白いおりものへ変化していきます。妊娠が成立しないとおりものの量は減って行き、伸びるおりものではなくペタペタした感じになります。
このことからもおりものが減らなかったり、おりものの色が白く変わらない場合は妊娠のサインとなるケースもあります。
個人差がありますから、普段のおりものとの臭いや色、排卵期には白いおりものから透明のゼリー状に変化するかなどの違いをチェックしておきましょう。
気になるおりものの色や状態、かたまり具合をチェック!
おりものの状態、ゼリー状やかたまりのあるなしで病気のサインを示している場合がありますよ。おりものの臭いや色、かたまり具合などをしっかりチェックしてみましょう。
普段のおりものは白いものや半透明の場合が多いです。茶色や黄色のおりものは病気の可能性があるでしょう。
痒みや炎症している症状がみられる時は、なんらかの病気や健康不良の疑いがありますので、放置せずに婦人科に受診しましょうね。
【おりもののかたまり】1.色は透明 伸びるおりもの+かたまり
トイレで用を足している時に、ふと股をのぞいてみると、ビローンと透明でゼリー状のような、卵の白身の部分のような液体が垂れ下がっていた…なんて経験ありませんか?
思春期ならすごく驚いて病気のサインだ!と思ってしまうところですよね。ですが、このおりもののかたまりの場合は、おそらく病気のサインなんかではありません。
ちゃんと基礎体温をつけている女性なら、小躍りして喜ぶ場面だったりしますよ。そう、これは「排卵日が近い」ということを知らせるおりものサインです。
排卵が近づくと、分泌されるおりものの量が増えて、伸びるおりものが出るようになります。これは精子が卵子と出会いやすくなるための変化なのですね。
そのおりものの中に、透明なゼリー状のかたまりのようなおりものが混ざることがあります。指で触ると弾力があり、伸ばすと10㎝以上も伸びるおりものなので、とても特徴的ですね。
排卵日近くのおりものは、透明で臭いがしない場合が多く、たまにかたまりになっていることもあります。それでもなにも問題はありませんので安心してくださいね。