②血糖値の急上昇を防ぐことができる

痩せるために朝食がカギを握っている理由その2は、血糖値の急上昇を防ぐことができるということです。朝ごはんを抜いて、空腹が強い状態で昼食を摂ると、血糖値は一気に急上昇してしまいます。

また、その後も1日を通して血糖値が乱高下しやすくなってしまったり、どか食いしやすくなったりと、食欲も乱れやすくなります。その結果、血糖値が急上昇する度にインスリンが多く分泌され、脂肪が蓄えられ太りやすい体になるというわけです。

「痩せるための朝食」を保健師が教えます!朝摂るべき食材3選って?
(画像=『女子SPA!』より引用)

「痩せる体」をつくるためには朝ごはんを抜かず、適量をしっかり食べて、1日を通して血糖値をうまくコントロールすることがとても大切なんです。ただし、何でもいいからとにかく食べるというのはNGです。

朝、胃が空っぽのときにお砂糖たっぷりの菓子パンやグラノーラ、果物たっぷりのスムージーなどを摂ると、急激に血糖値を上げてしまいます。まさに、ダイエットがうまくいっていなかった頃の私の朝食ですね…痩せたいのに自分から太る朝食をチョイスしてしまっていたんですね…。

③筋肉の分解をストップさせることができる

さて、痩せるために朝食がカギを握っている理由3つ目は、「筋肉の分解をストップさせることができる」です!

「筋肉の分解をストップさせるってどういうこと?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。実は、朝起きたときは、体の中はタンパク質が不足している状態になっています。

タンパク質は体を作る材料になったり、エネルギー源にもなったりと、大切な栄養素。でも1回の食事で消化・吸収できる量に限度があり、ストックができません。そのため、いくら前日の夜に焼肉やお刺身などをたくさん食べても、朝には不足している状態。

そして、たんぱく質が不足すると、筋肉を削って補おうとする働きがあります。ここで、朝食でたんぱく質をしっかりと摂ることができれば、筋肉分解を防ぐことができる、ということなんです。