椅子に座っているとき、ふと気がつくと、足がパカッ! 電車内のような公共の場所で、知らぬ間に足が開いてしまっていると、ちょっと焦りますよね。しかもなんだか内ももがプヨプヨしてきたような…。もしかしたらそれ、太ももの内側・股関節内転筋群が衰えてきているからかもしれません。
そこで今回は、ヨガインストラクターでもある筆者が、ここ最近よく使っているダイソーのトレーニンググッズ「内転筋トレーニング器」をご紹介。なんと内もも+もう1パーツのトレーニングまでできちゃうんです!
◆日常生活で使われることが少ない筋肉
股関節内転筋群というのは、短内転筋、長内転筋、大内転筋、薄筋の4つの筋肉の総称で、左右の太ももをお互いに引き寄せるときに力強く働く筋肉。なのですが、残念ながら私たちが生活するうえでの“通常の動き”では、あまり使われることのない筋肉でもあります。そのため、意識的にトレーニングをしてあげないと、衰えていってしまうのです。
では、どうやってトレーニングをしたらいいのでしょう?
股関節内転筋群のトレーニングは、太ももと太もものあいだに物を挟んだ状態で、グーッと内ももを閉じるようにして抵抗を加えるのが効果的!
クッションや丸めたタオルなどを使ってもいいのですが、適度な反発力があるとなおよし。ダイソーで見つけた「内転筋トレーニング器」は、まさに理想的なトレーニンググッズだというわけなのです。
◆ダイソー「内転筋トレーニング器」がおすすめ!
ここからは、100円ショップ・ダイソーで見つけた「内転筋トレーニング器」(220円/税込)を詳しくレポートしていきます。
サイズは「15cm×10.25cm×15.5cm」です。
「内転筋トレーニング器」は、太ももの内側の筋肉・股関節内転筋群を鍛えるためのトレーニンググッズ。
先にお伝えしたように、股関節内転筋群は、左右の太ももを中央に引き寄せるときに強く働く&物を挟んで抵抗を加えるとより効果的に鍛えることができるため、この形状は理想的!
それでは、早速「内転筋トレーニング器」を使ってみたいと思います。
◆組み立て方は簡単
まずは、組み立てから。
といっても、本体を開いてバネを取りつけるだけなので、そう難しいことはありません。
強いていうなら、バネが大きく硬いため、手や指を挟んで怪我をしないように気をつけることくらい。
◆太ももに挟んでグーッと押すだけ
椅子に座った状態で、「内転筋トレーニング器」を太ももの内側にセット。
バネがひざのほうに向くようにして、「内転筋トレーニング器」の外側のくぼみに太ももの内側をフィットさせたら…。
左右の太ももを中央にグーッと、引き寄せます。
思いのほか「内転筋トレーニング器」の作りがしっかりしているためか、強度が高くてビックリ! 普段から、パワーヨガや運動の習慣がある筆者でさえ、これは効くと感心。
バネの抵抗を使い、ゆっくりと太ももを開閉するのがポイントです。こうすることで少ない回数でも効果的にトレーニングができているという実感が得られました。
太ももを開閉するだけなので、スマホやパソコンをやり“ながらトレーニング”もできちゃう。「よし、やろう!」と、気合いを入れるのは、ときにしんどかったりもしますが、何となくトレーニングができると、ストレスにならずに続けられていいですよね。
◆1週間くらいで嬉しい変化が!
ちなみに、1週間と少し、1日30回の開閉トレーニングを継続したところ、左右の太ももの間に魅力的な三角形のすき間ができ始めてきています。
開閉トレーニングはせずに、ただ太ももの間に挟んでいるだけでも、「落としてはいけない!」と、無意識のうちに足を閉じる癖がつくのも○。
◆大胸筋のトレーニングにも使える
それと、もう1パーツ。
大胸筋(胸のまわり)のトレーニングにも、使うことができるそう。
バネが下を向くように、「内転筋トレーニング器」を胸の前で持ったら、手でググーッと中央に押すだけ。
はじめは胸の近くで、慣れてきたら胸から少し離した位置で使用すると、より強度が高くなりますよ。
二の腕の筋肉も使われて、いい感じです!
<文/高木沙織>
【高木沙織】
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi