真面目な人は心が壊れるリスクが高い?
真面目な人は心が壊れやすいというのは本当のこと。
課題やトラブルなど、現実のよくない状況に向き合いすぎてしまい、心のバランスを崩してしまうことも。
下記のようなタイプは、心が不安定になりやすいと言われています。
- 責任感が強い
- 休んだり、仕事を頼んだりできない
- 努力しないといけない
- 人からの評価が高い
しかし、心が壊れるのは真面目な人だけとは限りません。
自分に合わない環境で働いたり、環境に大きな変化があったりすれば、誰でも心を壊しうるのです。
「自分は大丈夫」「あの人は大丈夫」と思わず、誰にでもメンタル不調に陥る可能性があると考えましょう。
壊れた心は戻らないの?
身体の傷と同じように、心の傷も時間をかけて回復していくもの。
傷には大きいものも小さいものもあり、その程度はさまざまです。
傷が大きいときにはすぐには治らず、時間をかけて治す場合もあります。
治ったと感じることもあれば、傷跡が残ってしまったと感じることもあるでしょう。
しかし常にストレスにさらされているのであれば、治る時間はありません。
深刻な不調に陥れば、何年も思うように働けないなど、人生に深刻な影響を及ぼすことも…。
「もう治ったかな?」と思って安心したのも束の間、元の状態に戻ってしまうことを繰り返してしまうケースもあります。
心が壊れてる人への対処
ストレスの多い現代、心のバランスを崩している人は多いもの。
仕事やプライベートなど、どこかで出会うこともあるかもしれません。
心が壊れている人への対処をチェックしておきましょう!
話を聞く
話を聞いてもらうだけで気持ちが落ち着いたり、楽になったりするものですよね。
問題点が整理されることもあります。
話を聞くときに大切なのは自分の考えを押し付けないこと。
以下のような言葉を使わないように意識するといいでしょう。
- やればできる
- 頑張って
- 心が弱い
- 私も同じだよ
無理にアドバイスをしたり、回復を急かすような言葉もNG。
「元気を出すために遊びに行こう!」などの提案が負担になることも…。
まずは相手の気持ちに寄り添い、共感することを大切にしましょう。
必要なら専門機関へ
相手の状況に応じて、病院などへの相談もすすめましょう。
仕事を休むなど生活に支障が出るなら、専門家に頼るのが一番。
特に自分や他者を傷つけそうな場面では、すぐに専門機関に連絡をすることが大切です。
同じ会社の同僚であれば、社内のカウンセラーや産業医への連絡を提案するのもいいでしょう。
実際の相談まで至らなくても、連絡先を再確認しておくだけでも有効です。
専門機関への相談をすすめるときは、あまり直接的な言葉を使わないようにしましょう。
下記のような言葉は避けることをおすすめします。
- メンタルが弱っているんじゃないの?
- うつ病なんじゃないの?
- 最近ミスが多いけどどうしたの?
- 早くどうにかしたら?
ただし、状況によってとるべき対応は異なります。
相手の状況や人間関係などを考え、慎重に対応しましょう。