それでも言いづらい場合は?状況別の退職の切り出し方
退職の切り出し方やコツについてご紹介してきました。
しかし退職が初めてだったり特殊な状況だったりすると、なかなか切り出せないもの。
「こんなときどうすればいいのかな?」という悩みの参考になれば幸いです!
退職するまでの期間をどう決めればいい?
2週間〜1ヶ月以上前に退職を申し出ると前述しました。
しかし会社の状況や雰囲気によってもその期間は異なります。
場合によっては3ヶ月前に申し出ることもあるなど、その期間はバラバラです。
業務にゆとりがあり後任がすぐ用意できるのであれば、すぐ退職しても業務に支障がないこともありますよね。
反対に、重要な業務を任されていて引き継ぎに時間がかかるといったケースであれば、長めに考えることも。
絶対という正解がないからこそ迷う退職日。
まずは以下のポイントを確認しましょう。
- 会社の就業規則を見て、申し出の規定についてチェックする
- 有給休暇の残り日数を確認する
- 有休がある場合は「最終出勤日→有休消化→退職日」で考える
また、下記のポイントに留意する人もいます。
- ボーナスの支給日まで我慢する
- 引き止めに合いそうならあらかじ期間を短めに伝える
- 転職先が決まっている場合は、社会保険の空白期間ができないよう入社前日に退職する
以上の点を踏まえて、最終的には上司や人事と決定していきましょう。
社内に個室がない時はどうすればいい?
同僚に退職を知られずじっくり話せるよう、個室で話すことをおすすめしました。
しかし狭いオフィスで個室がなかったり、なかなか使用できなかったりというケースもあるでしょう。
その際は、上司をランチに誘って退職を切り出してもいいでしょう。
リラックスした雰囲気で話せる可能性も高まります。
もちろん喫茶店でもOK!
「ご相談があります」「1対1でお話ししたいです」など、毅然とした態度で誘ってみましょう。
また、上司の席に赴いて直接切り出してしまうのもひとつの手です。
他の社員は驚くかもしれませんが、いずれ退職は知られるもの。
話す内容や社風、オフィスの環境にもよりますので、慎重に検討しましょう。
テレワークでの退職の切り出し方は?
テレワーク中に退職を決意した場合、どのように切り出せばいいのか戸惑うかもしれません。
基本的な流れは以下の通りで、通常と同じです。
- 退職の意思を伝える
- 退職時期を決定し、引き継ぎを行う
- 物品を返却して退職
退職を切り出すのにあえて出社するのが難しいことも多いでしょう。
その場合は電話やビデオ通話でも大丈夫です。
話が長引く可能性があるので、忘れずアポイントをとります。
時間がとりやすい夕方〜夜がおすすめです。
また最終日はパソコンやスマホなどの端末をはじめ、健康保険証などの返却物があります。
最終日のみ出社して返却するのか、郵送で行うのか、会社によって異なります。
どのように返却すればいいのかチェックしておきましょう。
どうしても怖くて退職を切り出せないときは?
退職の方法を頭でわかっていても、いざ切り出そうと思うと怖いものです。
「本当に辞めていいのかな」「上司から何か言われないかな」と頭をよぎるという方も多いでしょう。
ここでは怖くて退職を切り出せない方に向けて、大切な心構えを説明します。
未来の自分を想像する
未来の自分を想像してみるというのもひとつの手です。
半年後や1年後になっても今の会社で前向きに働いているイメージがつくでしょうか。
悪いイメージしか出てこないなら、我慢して働くことはないですよね。
退職を先延ばしにしても仕方ありません。
なかなか切り出せないと、辛い時間が伸びてしまうだけ。
スキルアップなど前向きな退職の場合、現在の会社にいる期間が長くなっても自分にメリットはありません。
悩んで時間を無駄にしてしまうよりも、勇気を出して退職を切り出すほうが得策です。
いくら切り出しにくくても、言うのは一瞬。
そう思うと、退職を申し出るのも気が楽になるのではないでしょうか。
退職には勢いも大切
最終的には「よし、言うぞ!」という覚悟も重要です。
上司にアポイントをとったり、引き継ぎのイメージをしたりして、自分をその気にさせていきましょう。
迷いがあれば上司も「引き止めたほうがいいのかな?」などと考えてしまいます。
不安があっても、退職を切り出すときは毅然とした態度を心がけるといいでしょう。
スムーズに話を進めるためにも、退職を切り出すときには多少の勢いも大切にしましょう。