高温期9日目フライング検査前(4)基礎体温が下がる

高温期9日目まで基礎体温に変化が無く、順調に高温を維持していた人が、急な体温低下に見舞われるケースがあります。
体に異常が無い場合は、翌日以降にまた再び基礎体温は高温期に戻ります。高温期9日目の基礎体温低下の原因は、以下の2つが考えられます。

高温期9日目に体温が下がる原因(1)計測ミス

基礎体温が1日だけ下がる原因として、一番に考えられるのは計測ミスです。
基礎体温は、測り方や外気温などによって簡単に数値が変わってしまいます。計測中に1回でも口を離したら最後、体温は大きく下降してしまうでしょう。

高温期9日目の症状!フライングで陰性でも妊娠してるかも!
(画像=『Lovely』より引用)

高温期9日目に体温が下がる原因(2)着床時の基礎体温低下

インプランテーションディップといいます。
こちらは、着床の際に起こる基礎体温の低下を表す言葉で、アメリカでは有名な症状です。
受精卵が子宮へ着床するときに、ほんの一時だけ基礎体温が低下する現象なのですが、詳しいメカニズムはまだ解明されていないようです。しかし、外国では一般によく知られた現象であるため、高温期9日目あたりに急な体温低下が起きても心配する必要は少ないと考えられます。
もう少し研究が進めば、インプランテーションディップの正式な日本語名が付けられる日がくるかもしれません。

高温期9日目フライング検査前(4)’長期間の体温低下は要注意

高温期9日目に一時的な体温の低下があったとしても、基本はあまり気にする必要はありません。1日だけの変化にもんもんと悩むよりは、おとなしく翌日以降の計測を待って、高温期が続くかどうか調べましょう。

ただし、高温期9日目以降も体温が低下した状態が続く場合は、「黄体機能不全」という病気の可能性もあります。基礎体温低下の継続や、その他の体の異常を感じたときは、すみやかに婦人科を受診しましょう。

高温期9日目フライング検査前(5)吐き気がある

着床してすぐの高温期9日目に、吐き気を覚える人もいます。
多くの人は、妊娠5週目以降に強い吐き気を感じるのですが、早い人は、妊娠3週に満たない高温期9日目で、すでに食欲を失うほどの吐き気に悩まされるのです。

時に吐き気は悪化し、胃腸の働きも弱くなって下痢や便秘につながることすらあります。この症状は妊娠16週くらいまで続くことが多く、早めの対策を採ることが大切です。

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(画像=『Lovely』より引用)