【妊娠初期の出血の原因⑤】膣炎・びらん【鮮血?】

妊娠初期に出血!鮮血なら少量でも要注意!原因と対処法は?
(画像=『Lovely』より引用)

妊娠初期に出血する原因には、膣炎やびらんもあります。

膣炎やびらんは妊娠には関係なく、女性なら誰にでも起こる可能性のあるものです。

膣炎というのは、身体の中の常在菌やクラミジアなどの細菌によって、膣の中に炎症が起きてしまうことです。

びらんというのは、20代から30代の女性に多く見られるもので、女性ホルモンの分泌によって、子宮の粘膜が大きくなり子宮頚部から飛び出してしまう状態になることです。

性交で傷つけられたり、妊娠中には内診によって傷付けられると出血してしまうことがあります。

【妊娠初期の出血】膣炎・びらんへの対処法【鮮血?】

症状がびらんだけで、内診の際に出血するだけであれば特に治療の必要はありません。

しかし、膣炎を併発している場合は、治療が必要になることもあります。

素人では対処できないことなので、産婦人科の先生とよく相談して、治療法についてお聞きしましょう。

【妊娠初期の出血の原因⑥】子宮頸管ポリープ【鮮血?】

妊娠初期に出血を起こす原因には、子宮頸管ポリープもあります。

子宮頸管ポリープというのは、子宮の入口の子宮頚管に、赤みを帯びたポリープができる病気です。

現在では、どうしてこのポリープができてしまうのか原因が分かっていないので、予防することができません。

子宮頸管ポリープの細胞は、とても傷つきやすく繊細なので、ちょっとした刺激で簡単に出血を起こしてしまいます。

性交や激しい運動による刺激で出血することが多いのですか、おりものに多少血がまじったり、少量の不正出血がある程度なので、それほど気にしない人も多くいます。

不正出血以外の自覚症状はないために、妊婦健診で初めて発覚する人も少なくありません。

【妊娠初期の出血】子宮頸管ポリープへの対処法【鮮血?】

子宮頸管ポリープへの対処法は、基本的に切除することが原則となります。

しかし、妊娠中に発覚した場合には、切除した方がいいのか、出産が終わるまで待ったほうがいいのかというのは、その時の状況に応じて変わってきます。

妊娠中に子宮頸管ポリープがあると、出血や細菌感染のリスクが増えるのですが、切除手術を行うことは子宮にむやみな刺激を与えることになるので、流産や破水を招く恐れもあります。

そのために、最近では、悪性が疑われる場合を除いて、妊娠中は切除しないという判断が増えています。

【妊娠初期の出血の原因⑦】切迫流産【鮮血?】

妊娠初期に出血!鮮血なら少量でも要注意!原因と対処法は?
(画像=『Lovely』より引用)

妊娠初期に出血する原因には、切迫流産もあります。

流産と切迫流産の違いというのは、流産というのは赤ちゃんがお腹の中で完全になくなってしまう状態をいいます。

切迫流産というのは、妊娠22週以前に流産をしかけている状態ではあるけれども、赤ちゃんの命がまだ失われていない状態です。

流産してしまう危険性が高い状態ではあるのですが、何とか乗り越えて出産までこぎつけた人も少なくありません。

切迫流産の兆候としては、少量の不正出血と軽い下腹部痛が起こります。

切迫流産というのは、妊娠中でもかなり深刻な状態ですが、出血の量は少量なので、自己判断で病院に行かずに、とんでもないことになってしまう人もいます。

少量の出血だからと馬鹿にせずに、出血が合ったら必ず一度は病院で相談するようにしましょう。