【妊娠初期の出血】子宮と胎盤のずれへの対処法【鮮血?】

子宮と胎盤にズレが生じてしまった場合、出血がなかったり、茶色いおりもの程度の少量の出血で済んでいる場合は、診療時間内に受診をして医師から心配がないと言われれば問題ありません。

ただ、出血が少量ではなく、大量の鮮血や血の塊であった場合には、切迫流産を起こしている可能性もあります。

大量の出血や塊の出血を起こしてしまっても、安静にしていれば元に戻ることも多いのですが、無理をすると、流産に繋がってしまう可能性もあります。

まずは受診をしてお医者さんの指示を仰いだ上で、無理をしすぎない生活をするように心がけましょう。

【妊娠初期の出血の原因③】絨毛膜下血腫【鮮血?】

妊娠初期に出血が見られる原因には、絨毛膜下血腫というものもあります。

絨毛膜下血腫で見られる出血というのは、ごく少量です。少量過ぎて身体の外に出てくる前に体内に吸収されてしまうのがほとんどです。

絨毛というのは、受精卵が子宮の中に着床してから、子宮内膜へ伸ばす目のことをいいます。この絨毛とお母さんの子宮がつながることで、お腹の赤ちゃんはお母さんから栄養をもらうことができるのです。

絨毛膜下血腫というのは、何らかの原因で、絨毛が発達してできた絨毛膜と子宮との間に出血が起きてしまうことを言います。

多くの場合は、自然になくなることが多いのですが、出血量が多い時には、腹痛やお腹の張りを感じることもあります。

【妊娠初期の出血】絨毛膜下血腫への対処法【鮮血?】

絨毛膜下血腫になっているかどうかというのは、定期検診の時のエコーで診断します。

赤ちゃんを包んでいる胎嚢の周辺に血液がたまっているのが見られたら、絨毛膜化血腫と診断されます。

絨毛膜下血腫を治療する方法はありません。

対処法としては、家事や仕事を無理せずに、できるだけ安静に過ごすことが大切だと言われています。

ほとんどの患者さんは、安静に過ごすことで、流産や早産にならずに済んでいます。

【妊娠初期の出血の原因④】診察の際の刺激【鮮血?】

妊娠初期に出血!鮮血なら少量でも要注意!原因と対処法は?
(画像=『Lovely』より引用)

妊娠初期に出血する原因には、妊婦健診の際の内診の際に膣の中を傷付けられることもあります。

妊娠初期の妊婦検診というのは、まだ赤ちゃんがとても小さいので、お腹の上からのエコーでは映すことができません。

そのために、経膣プロープという器具を、膣から子宮へ挿入することで、赤ちゃんの状態を確認します。

膣壁というのはとてもデリケートなものなので、硬い器具が挿入されることで、刺激されてしまい、傷付けられてしまうことがあります。

また、妊娠初期には妊婦健診の際に子宮頚癌検査を行います。

子宮頚癌検査では、子宮頚部の粘膜を軽くこすり落とす必要がありますが、この時にも出血してしまうこともあります。

【妊娠初期の出血】診察の際の刺激への対処法【鮮血?】

診察の際に出血してしまうのは、ちょっと困ることですが、やはり、赤ちゃんの状態を調べて、ちゃんと育っているかどうかを確認するためには、大切な検査になります。

診察の際の出血というのは、少量で済むことも多く、すぐに止まるのでそれほど心配する必要はありません。

なかなか出血が止まらない場合には、病院で相談することをお勧めします。