妊娠初期の鮮血の出血!妊娠初期に出血する原因とは?
妊娠初期に出血する原因にはいろいろとあります。
その中には切迫流産や子宮外妊娠のように、すぐに対処しなければならないものもあります。
しかし、意外に思う人も多いことかと思いますが、妊娠初期の出血であっても、心配する必要がそれほどないものも多いものです。
同じ妊娠初期の出血の症状であっても、救急車を呼ぶ必要があるほど切羽詰っている出血と、診療時間が始まるまで待ってから受診すればよい出血があるのです。
ここから、妊娠初期に出血する原因をいろいろと見ていき、心配しなくてはいけない出血はどのようなもので、心配がない出血はどのようなものなのか、それぞれ見ていきたいと思います。
【妊娠初期の出血の原因①】着床出血【鮮血?】
妊娠初期に見られる、全く心配がいらない出血の原因には着床出血というものがあります。これは、受精卵が子宮に着床するときに、子宮内膜に根を下ろす時に起こる出血です。
受精卵が子宮に着床するときには、子宮内膜を溶かしてその中にある血管を壊します。この時に出血が起きてしまうと考えられています。
着床前出血は、生理予定日の数日前から、生理予定日頃に起こると言われています。
日数は、およそ3日から7日程度と生理の日数と変わらないことから、生理が少し早めに始まったと勘違いする人も少なくありません。
色や量は、個人差がとても大きいので、一概に言えません。
生理と比べると出血量が少量だったと感じる人や、本当に少量でおりものに多少血がまじっていただけと感じる人、生理と変わらない出血が合ったと後から振り返ったら感じた人、それぞれです。
色も、鮮血だったという人もいれば、ナプキンに少し色がつく程度だったという人、茶色いおりものだったという人もいます。
痛みを感じる人もいますが、どうして痛みを感じるのかその原因はよくわかっていません。
【妊娠初期の出血】着床出血への対処法【鮮血?】
着床出血は、特に流産などの危険性がある出血ではないので、特に出血そのものを心配をしたり対処法を取らなければならないようなことはありません。
ただ、着床出血が起こる時期というのは、まだ妊娠したくのかどうかという自覚がないことが多いので、着床出血を疑った場合には、お酒やタバコをやめるなど、お腹の中で赤ちゃんを育てるのにふさわしい生活を始めるように準備をしましょう。
【妊娠初期の出血の原因②】子宮と胎盤のずれ【鮮血?】
妊娠初期に起こる出血の原因には、子宮と胎盤がずれることによる出血もあります。
受精した直後から、受精卵というのは猛烈な勢いで分裂を始めて、お腹の赤ちゃんはどんどんと成長していきます。
子宮の中に着床した後は、その赤ちゃんの成長に合わせて子宮も徐々に大きくなり始めるのとともに、赤ちゃんのベッドとなる胎盤も子宮の中に形成され始めます。
子宮が大きくなる成長と、胎盤の形成のタイミングがずれてしまうと、子宮と胎盤の間にズレが生じて、胎盤の端が少しはがれて出血してしまうことがあります。
出血が多ければ鮮血や、血の塊として出てくることもあります。少量であれば出てこなかったり、茶色いおりものや少量の塊として出てくることもあります。