これまでも自分なりにオンとオフを使い分けてきたつもりです。でも、常時頭の中が緊張していたのか、完璧に休めてはいなかったのでしょうね。それで先日、思い切って旅行に出かけました。計画時に重視したのは「本州を出る」「飛行機に乗る」の2点。海外はまだ心配だったので、航空機で1時間強の場所を選びました。これが私にとって大正解だったのです。
何しろ、陸路ではもう地元に帰れない距離です。そうなると諦めもつき、日常からうまくカットオフされた感が出てきます。しかも私にとっては大好きな飛行機。乗っただけでワクワク感が高まりました。さらに旅先では地元の方やホテル、お店の人たちから笑顔と優しい言葉と元気を頂けました。日常生活でもそうしたやり取りはありますが、旅先だからこそ、つまり、一期一会だからこそ大きな意味合いを持つのですね。かなりタイトな旅でしたが、思い切って休んだのは本当に良かったと思ったのです。
バブル期の日本では「24時間戦えますか」というCMが一世を風靡しました。今でも海外と比べれば日本は生産性が低いと言われます。感染症ゆえに賃金低下や労働条件の悪化もあることでしょう。だからこそ働かねば、という気持ちもわかります。
でも、健康な体があっての仕事です。心や体が疲弊していては、良いパフォーマンスはできません。これまで私はマッサージやエステなどにお金を費やしてきましたが、それらの数回分で旅をすることができるのも、今回大きな発見でした。
「休もう、うん、これからも。」
そう思ったオフの旅でした。
(2022年9月20日)
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