高みを見て登っていないから、難所もない
――くじけそうなこともありましたか?
濱田:スタートがそんな感じだったから、「故郷に錦を飾るぜ!」と東京へ出てきた方たちの努力の量と、僕の努力の量は雲泥の差だと思うんです。なので、壁に当たる経験もしていない。そもそも高みを見て登っていないので、思わぬ難所も来ないんです。
――今回の声優のように、普段のお芝居とは違う仕事が来たときにひるんだりは?
濱田:今回の劇場版『DEEMO サクラノオト』もそうなのですが、普段あまりやったことがないようなオファーは、ちょっとドキドキはするけれど、客観的に観たら喜ばしいことだなと思ってチャレンジしました。
たぶんみなさん同じ意見だと思うのですが、やったことがないことは誰でも最初は「エッ!」「できるかな?」となると思うんです。でも職業柄、最初のチャンスは1回きり。チャンスをもらえたことが素直にうれしくて、「僕でよければチャレンジさせてください」という思いになりますね。
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