妊娠6ヶ月から急激な体重増加に注意!
妊娠すると体が赤ちゃんと母体の為に栄養を蓄えようとします。妊娠初期にはそれほどでもなかった体重増加が妊娠中期に入った頃からいつもと同じ食事をしてるつもりなのに急激に体重増加したりします。これは出産に向けて体が栄養を蓄えれておこうとする作用と皮下脂肪をつけて赤ちゃんを守ろうとしているからなのです。急激な体重増加は腰にも負担をかけ腰痛の原因になりますので気を付けましょう。
急激な体重増加は心臓に負担をかけるだけでなく、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などになる危険性があります。妊娠6ヶ月頃から出産の出血に備えて血液の量をが増えてきます。加えて、全身に血液を回すため心拍数も上がり、1回で流す血液の量も増えているので妊娠高血圧症候群になりやすい状態です。そこに急激な体重増加が加われば更に血圧を上げてしまうので命の危険もあります。
妊娠6ヶ月で起こる腹痛のわけ
妊娠6ヶ月になると、赤ちゃんの急速な成長に伴い羊水の増量などでお腹が一気に大きくなる時期です。そのため大きくなったお腹を支えるため後ろに体重をかける歩き方になってきます。後ろに体重をかけると腹筋に力が入ってしまい腹痛・腰痛を覚えることがあります。その他にも、急速に大きくなったお腹を支えるための円靱帯がお腹の成長についていけず腹痛を感じることがあります。
妊娠6ヶ月でも起きる陣痛
下腹がギューッと締め付けられるような腹痛を感じたら、どのくらいの間隔で腹痛を感じるか時間を計ってみてください。不規則でしばらくすれば治まるようなら前駆陣痛といって陣痛の予行演習のようなものなのです。妊娠6ヶ月の頃に前駆陣痛が起こることはあまりないので特に気にする必要はありません。
腹痛がお腹全体に起きていて、腹痛の間隔が規則的で徐々に間隔が短くなるとか、腹痛が徐々に強くなるようなら何かの理由で本陣痛が起きているかもしれないので、かかりつけの病院に行って受診してください。
ストレスを感じたらゆっくり休んで
ストレスで腹痛を起こす場合もあります。妊娠6ヶ月になってくると妊娠初期の症状は治まってくるものの、体型も変わりホルモンバランスも変わってきて思うように体を動かすことが出来なくなりストレスを感じる事も増えます。基本的にストレスは胎児にもよくないので腹痛を起こすほどのストレスを感じたらゆっくり休んでください。
産休前に仕事を終わらせようと頑張ったり、家事や買い物などで動き回ったりすると腹痛を覚える時があります。あまりに度々腹痛を起こすようなら医師に相談してください。腹痛をそのまま放置していると早産や流産の可能性を見逃してしまうことになります。