また、こんな方法もあります。
誰かに犬を押さえていてもらい、飼い主さんが犬にオモチャや食べ物を見せびらしながら近くに隠れます。始めのうちは隠れた場所から声を出して、犬を呼んであげてください。
慣れてくると黙って隠れても、犬は大好きな飼い主さんが、これまた大好きなオモチャや食べ物を持っていった場所を探し当てようと夢中になります。犬が上手く飼い主さんを見つけたら、その場にいる人皆で大喜びしてほめて上げましょう。見えない人を探す遊びはレスキュードッグをつくる基礎練習にもなっているのです。
段ボールでトンネルを作ったり、障害物を置いたりして、犬がどこかをくぐったり、ジャンプしたりとしなければ、呼んだ人の側に行けないように工夫して犬を呼び寄せます。
犬が怖がるようならば、人が先に立ってジャンプ台をまたいだり、トンネルをくぐったりして、お手本を見せてあげましょう。最初は、犬からあまり離れずに呼んであげた方が犬も安心します。
こうして、始めて見る物や、ちょっと怖いものをすり抜けて大好きな飼い主さんの後ろに付いて行くことは、犬と人との絆を強くして、犬に自信を与えます。
普段の散歩道が突然の工事や台風などのために形を変えてしまった、ということは犬の一生の内には必ずあります。
愛犬がどんなものを怖がるのか、どうすれば苦手を克服できるか、といったことを知っておくことは、火事や地震や台風等で愛犬を連れて逃げるときとても役に立ちます。
また、引き綱をつけていなくても喜んで人について歩き、どんな障害物でも平気になれば、アジリティー競技ににも参加できます。
提供・犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)
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