その場しのぎで嘘をつく人って病気なの?

その場しのぎで嘘をつく人って病気?上手に付き合うための対処法4選
(画像=『Rolmy』より引用)

人間誰しも嘘をつく時がありますよね。
その場しのぎで嘘をつく人は病気なのでしょうか?

ここでは「嘘」に関連する障害や病気をいくつか紹介します。

虚言癖

その場しのぎで嘘をつく人って病気?上手に付き合うための対処法4選
(画像=『Rolmy』より引用)

虚言癖とは、『どうしても嘘をついてしまう人間の性質を表す専門用語』です。

引用:坂達典『虚言癖とパーソナリティ障害の関係性について解説』

人間は誰しも嘘をつく生き物です。
嘘は、相手を傷つけるもの、相手を幸せにするものなど様々ありますが、虚言癖の人はとにかく「嘘」がクセになった人、簡単に言えば「嘘つき」です。

虚言癖は一般的に「嘘をついている自覚がある人」のことを指しますが、嘘の内容によっては「障害」と判断される場合もあります。

パーソナル障害

その場しのぎで嘘をつく人って病気?上手に付き合うための対処法4選
(画像=『Rolmy』より引用)

パーソナル障害とは、『人格の著しい偏りから社会生活に不適応をきたす』こと。

引用:植木理恵著『使える心理学大全』

簡単に言えば、考え方や行動が著しく偏っているがゆえに、社会生活や人間関係がうまく構築できないことです。

平気で嘘をつく人たちをパーソナル障害と言う人もいますが、パーソナリティ障害は人それぞれ症状が異なり、10種類に分けられます。
その中でも障害が原因で嘘をついてしまうのは、「反社会的パーソナリティ障害」「演技性パーソナリティ障害」「自己愛性パーソナリティ障害」の3つです。

反社会的パーソナリティ障害の場合、とにかく自分の利益のことしか考えれらません。
自分の利益や欲求を守るために嘘をくりかえすため、周りの人間とうまく人間関係を築けません。エスカレートすると、犯罪行為にまで手を出すこともあります。

演技性パーソナリティの場合、周囲の注目を集めようと故意に派手な行動をとります。
自分をよく見せたい、注目されたいがゆえに、嘘をくりかえし事実とは反する妄想を語ることも。

自己愛性パーソナリティ障害の場合、自分は特別な存在だという意識が強く、自分のこと以外に興味がもてません。
自分の中で思い描く理想の自分と、現実の自分のギャップが受け入れられないがゆえに、誇大な言動が目立ちます。

参考:坂達典『虚言癖とパーソナリティ障害の関係性について解説』
参考:坂達典『自己愛性パーソナリティ障害の特徴やタイプ、診断、治療』

専門家の判断なしでは病気と判断するのは難しい

その場しのぎで嘘をつく人って病気?上手に付き合うための対処法4選
(画像=『Rolmy』より引用)

虚言癖、パーソナリティ障害の特徴や行動などが当てはまったとしても、独断で「病気」と判断してしまうのは危険です。
病気と決めつけることで、当事者が深い傷を負う可能性もあるからです。

ただ、その場しのぎで嘘をつく人と付き合っていくのは非常に大変で苦しいですよね。
そこで、その場しのぎで嘘をつく人とうまく付き合うコツや考え方を解説します。