Make It Right (feat. Lauv)

1stアルバムから2年が経ち、今年の初めに久々のニューシングル「26」をラウヴがリリースした際には、BTSのジョングクがInstagramのストーリーにその曲をアップしたそうだ。

「あれはマジで嬉しかったよ。ある朝起きてTwitterを開けたら、それをスクショしたツイートがいくつも目に入った。“26”は出してすぐに注目を集めるような曲だと思っていなかったから、それを彼が投稿してくれたことが本当に嬉しかったね」

その「26」は、次のような思いで書いた曲だと言う。

「自分が26歳になって考えたことや問い直したことを歌っている。傍から見たら僕は恵まれた生き方をしていて幸せそうかもしれないけど、実際はしばらくの間、苦しみを抱えていた。実は1stアルバムの制作前に、僕は診断未確定の強迫性障害を患っていたんだ。不安に苛まれ、落ち込み、自分の人生とキャリアにきちんと向き合うことができずにいた。あのアルバムに至る前に、僕は自分をひとつの型に嵌めすぎてしまったとも感じていた。“こんなふうにしか感じられないのなら、なんのための成功なんだ?!”と自問する日々が続いたんだ。そんなときに、仲のいい友達が瞑想の仕方を教えてくれてね。もっと人生を大切にして、前向きだった自分に戻ろうと思った。それが新しいアルバムを作るにあたっての、ひとつの指針になったんだ。その第一歩が“26”というわけ」

Lauv - 26 [Official Audio]

ラウヴが再び前向きな気持ちを取り戻せたのは、今の恋人と出会ったことも大きかったようだ。そのカノジョに対する恋心は、このアルバムからの2ndシングル「All 4 Nothing(I’m So In Love)」でかなりストレートに歌われている。「僕はすっかり恋している。知ってた? 僕のハートは君でいっぱいだって。知ってた? 僕が愛することを止めたくないって」。ロマンティックなメロディに乗せ、そんなふうに歌われている。

「今付き合っているカノジョと出会って、ドキドキしているときに書いたんだ。”この気持ちを抑えられない。この人に恋をしているんだ”と、そう考えていたらサビのメロディが降りてきた。前作を作っていたときは不安に苛まれ、自分を大切にすることができなくなっていたけど、カノジョと出会って一緒にいると幸福な気持ちになれたし、癒されたんだ。おかげで前向きな自分を取り戻すことができた」