E社は自己啓発書やビジネス書が主力ではあるものの、質のよいノンフィクションも刊行されています。Iさんはこの点にも尊敬を覚えたといいますし、私も、このラインナップがあるので、Iさんの企画も可能性があるのではと考えました。
Iさんからの思いを伝えたうえで、企画を持ち込んでもいいか、E社の編集者さんに私からお尋ねしました。すると、「お声をかけていただいて光栄です。Iさんの企画、ぜひご紹介ください」というお返事がありました。
この編集者さんはベテランの方なのですが、「見てあげるよ」というスタンスではないんですよね。この謙虚さを見習いたいと感激しましたし、こういうふうに企画を受け止めてくれる編集者さんの存在を知っていただきたいなと思いました。企画を持ち込んでもろくにお返事もなかったり、お断りが続いたりして、自尊心を削られてしまった方も少なくないでしょう。でも、誠意を持って対応してくれる方は、ちゃんといらっしゃるんですよね。
お返事をいただいて、早速企画書一式をお送りしたところ……次回に続きます!
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