岡山県

岡山県は山陽道の中央に位置し、東は兵庫県、西は広島県に隣接している県です。
広島県に次ぐ中国地方の都市で瀬戸内海を挟んで四国、北は山陰地方と接しており、 四国地方の交通の要衝として古くから発展してきました。典型的な瀬戸内海式気候を示し温暖少雨で降水量が1mm未満の日が年間270日以上と全国第1位で「晴れの国おかやま」というキャッチフレーズで有名です。

宝島社の「田舎暮らしの本」における「2022年版移住したい都道府県」ランキングで第7位にランクインした岡山県は新幹線をはじめ東西南北につながる鉄道、縦横に走る高速道路、空港など交通基盤が充実しているのも特徴的です。そのため、移住後の他県へのアクセスも良好で2拠点生活にも適した地域です。

農業ではフルーツの生産が盛んで国内産のマスカットの約9割が栽培されていたり、全国的に出荷量では、ブドウが4位、モモが6位ですが、高品質が人気で中国や台湾などへ輸出し海外での販売も好評となっています。
その他、倉敷市では児島地区にジーンズや学生服など縫製業が多く、特にジーンズの国内生産発祥の地として知られ「岡山デニム」は世界的にも有名です。

日本国内でおすすめの移住先は?移住におすすめの自治体10選を紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

さらに日本三名園の一つ「岡山後楽園」や白壁の町並みが有名な県内一の観光スポット「倉敷美観地区」、西日本屈指の高原リゾートである「蒜山高原」は県民にとっても憩いの場所です。

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(画像=『移住支援.com』より引用)

岡山県の移住支援は「空き家情報システム」県内市町村の空き家情報提供を官民協働で支援していますし、東京や大阪に設置されている「おかやまぐらし相談センター」では移住後の生活に重要な仕事をあっせんしてくれます。もちろん、東京圏からの移住者に対しては「移住支援金」が適用されます。

岡山県の自治体で移住者に人気の地域はどこでしょうか。
まず挙げられるのが「住みたい田舎」ベストランキング「人口10万人以下の小さな市」部門で6位となった真庭市です。
真庭市は岡山県の北部にあり、鳥取県と接している市です。西の軽井沢と称される蒜山高原や湯原温泉が有名です。また全国に先駆けて木質バイオマス発電や生ごみの液肥化を核とした資源循環型の生活基盤が整備されていますし、多様性を受け入れる「真庭ライフスタイル」といったSDGsの取り組みも盛んです。

次に紹介する総社市は、岡山県内で一番人口が増えている市で、7年連続で人口が増え続けています。
岡山市や倉敷市の県内2大都市に隣接している総社市はアクセス良好で買い物や観光にも便利な地域です。「子育て王国そうじゃ」のキャッチコピーを掲げており、小児医療費は小学校卒業まで無料です。さらにお試し住宅や「定住促進助成金」や「空き家リフォーム助成金」など移住後の住居に関する支援も行き届いていることが特徴です。

そして岡山県の北部に位置する鏡野町は森林地域の緑豊かな自然環境と奥津温泉が有名です。
「妊産婦歯科健康診査の助成」や「チャイルドシート購入助成」といった子育て支援から「高校生通学助成制度」や「新卒者等ふるさと就職奨励金」といった若者向けの支援が充実しています。好アクセスで子育てを中心とした支援が充実している岡山県では、晴れの国らしく明るい移住生活ができることでしょう。

大分県

大分県は宝島社の「田舎暮らしの本」における「2022年版 移住したい都道府県」ランキングで第8位にランクインしており、同順位は3年連続です。
大分県は日本の九州地方東部にある県で温泉の源泉数と湧出量ともに日本一で「日本一のおんせん県おおいた」と称しPRしています。そのため県内にある別府温泉、由布院温泉は全国的にも知名度が高く、多くの保養客が訪れます。温泉が湧き出る地形は地熱発電でも日本一を誇り、農作物の栽培や養殖、美容に医療といった分野まで温泉の力が活かされています。

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(画像=『移住支援.com』より引用)

大分県は豊前海や別府湾で捕れる関さば、関あじが有名ですし鶏肉の消費量は日本一を誇る大分県の中津からあげやとり天は絶品です。

日本国内でおすすめの移住先は?移住におすすめの自治体10選を紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

生活面で言えば大分県は犯罪発生率は全国で第4位と治安の良い県の1つですし、大分空港をはじめ、北九州空港、福岡空港と3つの空港がアクセス範囲内で住みやすい街です。

大分県は勿論、東京圏からの移住者に対して「移住支援金」が適用される地域ですし、特質すべきは各自治体が移住地として人気があるということです。
豊後高田市は「住みたい田舎ベストランキング」における「人口1万人以上3万人未満のまち」で多くの世代から支持を受け、全国初となる2年連続全部門1位になりました。また全国で唯一、同部門では「10年連続ベスト3」という人気ぶりです。豊後高田市が人気な理由に「子育て世帯への支援の充実」があります。

高校生までの医療費は無料ですし、中学生までは給食費が無料です。さらに保育園や幼稚園も基本的には無料ですし妊産婦の医療費も無料です。
きわめつけは「子育て応援誕生祝い金」として最大で200万円が支給されます。その他、移住者向けの無償宅地なども人気の秘密です。

そして県庁所在地の大分市も人気で「大分市移住者応援給付事業」として「空き家バンク」に登録されている賃貸用の住宅などを取得した場合に最大で30万円が支給され、様々な市独自の支援を合わせると最大で185万円にもなります。
中津市も移住者に人気の地域でお試し暮らし住宅としてコテージに泊まれる施設があり、人気を博しています。

温泉が有名な大分県への移住は、身も心も温かなスローライフが実現することでしょう。東京圏からはどうしても九州への移住は想定しづらいですが、思い切って大分県への移住を考えてみてはいかがでしょうか。

兵庫県

兵庫県は宝島社の「田舎暮らしの本」における「2022年版 移住したい都道府県」ランキングで第9位にランクインし2年連続のトップ10入りと移住者に人気急上昇の県です。
兵庫県は「兵庫五国」と呼ばれるように多様な気候・風土をもっており、東は京都府と大阪府、西は鳥取県と岡山県に接していて鳴門大橋を介して徳島県にもつながっています。
北は日本海に面し、南は瀬戸内海から淡路島を介して太平洋へと続いている日本のほぼ中心に位置する兵庫県は空、海、陸とのアクセスもスムーズです。人口150万人が住む国際都市「神戸」を中心に新幹線が停車する都市もあり、便利の良さにも定評があります。

日本国内でおすすめの移住先は?移住におすすめの自治体10選を紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

兵庫県は各地域を活かした農林水産業が盛んで、酒米の山田錦や淡路たまねぎ、但馬のズワイガニに神戸ビーフといった全国的にも有名なブランドが多数あります。
大都市から農山村、離島まであり、海水浴やスキーに温泉といった観光スポットもある兵庫県は「日本の縮図」とも言われているので、移住後にも多様な生活が送れます。

日本国内でおすすめの移住先は?移住におすすめの自治体10選を紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

兵庫県は生活面でも充実していて交通網が発達している上に、医療も充実しています。医療機関総数も全国第5位と高い水準になっています。また教育水準も高く、兵庫県の大学進学率は60%以上と高い水準になっています。これは東大進学率NO.1で有名な灘高校など県内には国公立大学が狙える教育機関も揃っています。

そして移住者に人気なのが兵庫県北部に位置する但馬地域です。「住みたい田舎ベストランキング」において近畿エリアランキングでは丹波地域の養父市、豊岡市、朝来市が常に上位を独占しています。この3市では地域おこし協力隊OBや地域団体と協力して移住者を支援する取り組みが行われていますし、多くのメディアに取り上げられていることからさらに人気が出ています。「空き家バンク」や子育て支援も充実しているので、移住者にとってはありがたい限りです。

兵庫県は、コロナ禍になった後に移住地として注目されてきた地域です。子育てや教育といった面でも優れているので、今後に期待大です。

岐阜県

岐阜県は関東・関西のいずれからもアクセス良好で東京から約2時間、大阪から約1時間という好アクセスな地域です。
宝島社の「田舎暮らしの本」における「2022年版 移住したい都道府県」ランキングで初めて10位にランクインし注目を集めています。
標高3,000m級の飛騨山脈や木曽山脈といった山脈に囲まれ積雪を伴う地域もあります。
ユネスコ世界文化遺産「白川郷合掌造り集落」や「下呂温泉」といった癒されるスポットが多いのも特徴的です。
古くから刃物、家具、陶磁器などのものづくりが盛んでモノづくりに携わりたい人の移住も増えています。

日本国内でおすすめの移住先は?移住におすすめの自治体10選を紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

岐阜県では変化にとんだ地域で多彩な農業が営まれています。富有柿や「ハシツモ」で有名な稲作、そして飛騨牛は全国的に知られているブランドです。

日本国内でおすすめの移住先は?移住におすすめの自治体10選を紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

岐阜県では全国2位の森林率など、豊かな自然を生かした「木育」を推進しており、森のようちえんや木育教室など、子供が自然の中で楽しみながら学べる取り組みも行われています。
また有効求人倍率は全国でもトップクラスで自分にあった仕事が見つけられます。

「名水百選」に選ばれた長良川をはじめとする清流にも恵まれており、自然のなかでゆっくりとした生活が送れます。
岐阜市は人口あたりの病院数・病床数・医師数において、東海地方で第1位を誇っており安心した医療環境の中で生活が出来ます。

そして岐阜県では「清流の国ぎふ移住支援補助金」という独自の移住支援を行っています。県外から移住してきた世帯に対して最大50万円の支援金があります。そして岐阜県内での各自治体でも様々な取り組みが行われています。

「住みたい田舎ベストランキング」において「人口5万人以上20万人未満のまち」で中津川市は東海エリア1位を獲得しています。中津川市では新たに農業を始めたい人を応援しており、年間を通して就農支援セミナーを開催しています。移住者向け住宅をはじめ若者向けの住宅もありますし「勤労者住宅資金融資制度」として市内で働く人の持ち家に対して最大200万円の支援があります。他にも「高校生バス通学支援」や「奨学金資金貸与制度」として県内トップクラスの限度額が奨学金として貸付されています。

他にも飛騨市が「人口1万人以上3万人未満のまち」における、若者世代・単身者部門6位にランクインするなど好調です。移住地として注目を集める岐阜県への移住も検討してみてはいかがでしょうか。