傷ついたインナーチャイルドを癒す3つの効果的なSTEP
【効果的STEP・その1】幼い頃の楽しいことを思い出す癒し方
まずは、あなたが幼い頃の楽しい思い出をたくさん思い出しましょう。思い出したことはノートに書き出していくのがおすすめです。
例えば
- 初めて行った場所や感動した風景のこと
- 初めて自転車に一人で乗れたときのこと
- 友達と遊んだこと
- お気に入りだったおもちゃや絵本のこと
- 当時まだ若かった家族やおじいちゃん、おばあちゃんの思い出
インナーチャイルドを癒すためには、子供の頃の自分と向き合う必要があるのです。
辛い出来事だけでなく、楽しい思い出もあった事を振り合えることができたら、少しは心も楽になれることでしょう。
【効果的STEP・その2】幼い頃のつらい思い出に共感する癒し方
次は、幼い頃に悲しかったことを思い出しましょう。あなたの目の前で、子どもの頃のあなたが寂しそうにうつむいているイメージを思い浮かべ、「どうしたの?」とやさしく声をかけてあげましょう。
そして、子ども心を痛めたさまざまな思い出を書き出して、その横に共感の言葉を書き加えて行きましょう。
- 「つらかったね」
- 「大変だったね
- 「よくがんばったね」
そして、当時まだ幼かったあなたが誰かにして欲しかったことを書いて行きましょう。
- 一緒に遊んでほしかった
- 励ましてもらいたかった
- 抱きしめて笑顔を見せてほしかった
インナーチャイルドの痛みに共感し、心の中でその子を抱きしめて「大丈夫、心配ないよ」と言ってあげましょう。
子供の辛かったことや、悲しかった感情を吐き出すことで、少しずつ心の整理がつくようになり、具体的にインナーチャイルドの原因と向き合えるようになります。
無理をせず、書き出すことが辛いと感じた時には、一度書くのをやめましょう。また、書きたい時には気が済むまで書き続けましょう。
マイナス感情を書き出すことで、心もスッキリできストレスも軽減できることでしょう。
【効果的STEP・その3】年月を経て行く自分自身に共感する癒し方
傷ついたインナーチャイルドは、精神的な傷に対する反応として「怒り」という感情が押し寄せてくることもあるでしょう。怒りの感情が襲ってきたら、思いっきり怒りの感情を吐き出さなければ癒すことはできません。
信頼できる相談相手やカウンセラーに話すことで、心の中の感情が解き放たれていくことでしょう。
過去の辛い出来事からくる怒りは、忘れようとして心の中に閉じ込めるのではなく、しっかりと吐き出すことで素直な自分を表現できるようになっていけることでしょう。
【効果的STEP・その4】考え方や価値観を変える
考え方や価値観の多くは、子供の頃の生活環境や親子関係の中で作られていきます。毒親で育つ子供や、いじめを受けていた経験から、「自分は愛されてない」「自分には価値がない」「人は信用できない」という考えや価値観になってしまうのです。
そんな子供の頃の嫌な出来事から身についた考え方や価値観を変えることで、インナーチャイルドを癒すことができるのです。
急には考え方や価値観を変えるのは難しいことなので、カウンセラーに相談することも一つの方法です。新しい考え方や価値観をつくることで、今よりもっと楽に生きやすくなれます。
【効果的STEP・その5】年月を経て行く自分自身に共感する癒し方
インナーチャイルドと共に年月を経て成長していくあなたの姿を思い出してみましょう。
家族、親戚、学校、地域、そして社会に出て、恋愛もし、さまざまな経験をしてきたことでしょう。
そして、その中で、つまづいたり、失敗したこともあったことでしょう。インナーチャイルドと同じく、つらい試練に耐えている頃のあなたにも、STEP2と同じように誰かにかけてほしかった言葉をかけてあげましょう。過去のあなたが泣いているのなら、そっと肩を抱いて慰めの言葉をかけてあげてください。
ひとりぼっちになっていたインナーチャイルドが癒され、再び微笑み始めます。できれば、太陽がさんさんと当たる場所で考えると、良い思い出がたくさん浮かんできます。悲しい思い出も太陽の光で浄化されるような気持ちで取り組むと効果的です。