インナーチャイルドの具体的な影響や症状とは?
傷ついたインナーチャイルドが原因で、様々な影響や症状を起こしてしまいます。
それは、子供の頃に傷ついてしまった心は、潜在意識の中で抱え込んでしまっているからです。その傷ついた経験から大人になった今でも、思考や行動パターンに影響があると言われています。では、具体的にどのような影響や症状があるのでしょうか?
対人関係がうまくいかない
人はまず子供の頃に家庭の中で対人関係を学ぶのです。大人になって対人関係がうまくいかずに悩んでいるインナーチャイルドの多くは、子供の頃の家庭環境や親子関係に問題がある場合が多いのです。
例えば、子供の頃にいじめられた経験や親からの虐待の経験がある人は、過去の経験から人を信用できなくなってしまい、素直に自分の気持ちを出せなくて自分の感情を押さえてしまうこともあるでしょう。
自分の気持ちを表現できず、コミュケーションがうまく取れないことや、過剰に相手の顔色をうかがってしまうなど、人との関わり方がわかないことも対人関係がうまくいかない理由の一つなのです。
自分に自信がもてない
インナーチャイルドは、多くの時間を過ごす親との関係が大きく影響しているのです。
親からの虐待の他にも、自分の価値観や理想を押し付けられたり、兄弟や周りと比べられたり、愛情を感じられないことや、様々な原因で子供の心は傷ついてしまい、そのような経験から自分はダメな子供だと自信が持てなくなってしまうのです。
インナーチャイルドが癒されないと、大人になっても自信が持てずに仕事や恋愛、日常においても前向きに行動できず生きづらい原因となることでしょう。
子供への影響
子供の頃に親からされた嫌なことがインナーチャイルドの原因となり、今の子育てを苦しめたり悩ませたりしているケースも少なくはありません。
子供のころの嫌だった経験に縛られて、心のコントロールができなくなってしまい、つい子供にきつく起こってしまったり、頭では分かっていても心が反応してしまうこともあるのです。
また、自分の問題に気づいてないことで、自分が親から受けた悪影響を自分の子供に対しても同じようなことをしてしまうことも多く、この負の連鎖を食い止めなければさらに自分の子供もインナーチャイルドとして育ってしまいます。だからこそ、自分の傷を癒すことが大切なのです。自分のインナーチャイルドを癒すことで自分自身も、また家族や周囲との関係もよくなっていくことでしょう。
恐怖心が湧いてくる
子供の心は繊細で傷つきやすいもの。その頃に経験した恐怖な出来事は、大人になっても残っているのです。ふとした時や、同じシチュエーションで恐怖心が湧いてくることもあるのです。たとえ、心が回復してきて日常で思い出す事がなくても、身体感覚の中で残っていることも少なくはないでしょう。
また、毒親に育てられた子供やいじめられていた経験のある人は、人の顔色をうかがい、機嫌が悪そうな人をみると自分のせいだと自己否定したり、大きい音や怒鳴り声を聞くと怖くなる。という人も多く、人と関わることが怖いという対人恐怖症にもなるのです。
子供の頃の経験から安心感がなく誰といても不安に思うことから対人恐怖症になる原因の一つでしょう。