美容のために朝食に摂り入れたい食べ物7選
どんなに朝食が大事かはわかるのですが、出来れば1分でも長く眠っていたいと目覚まし時計を止めて二度寝をしてしまうのが人のサガ。朝食の時間を削ってでも眠りたい。でも朝食の重要性を知ってしまったら、出来れば朝食も摂りたい。そんなワガママなあなたに、時間がかからない上に美容にも良い、朝食にオススメの食べ物をご紹介します。
変幻自在・万能選手の卵
朝食には欠かせない卵。和食洋食問わず、どんな形にも変化する万能選手です。卵に含まれている「ビオチン」「ミネラル」が美容にいいとされています。
ビオチンの働きは皮膚や粘膜を正常にして細胞の合成を促進したり、日焼け等の炎症を抑えるなど美容のためには積極的に摂りたい栄養素です。他にも疲労回復を助けたり自律神経を正常にしたりと、身体にも心にも良いとか。
ミネラルは5大栄養素のひとつで人が生きるために欠かせないものですが、それだけでなくコラーゲンを活性化させたり、代謝を促してメラニンを抑制したり、肌のバリア機能の回復を助けたりと美肌という点においても優秀です。
卵を食べると空腹感を感じづらくなるというメリットもありますから、ダイエット中には嬉しいですね。
女子が大好きアボカド
「森のバター」とも呼ばれ、女性が大好きなパワーフードとしても有名なアボカド。食べる美容液と言われるほどその美容効果は絶大です。
アボカドはカロリーが高いことで有名ですが、脂肪分の80%は不飽和脂肪酸で出来ており、悪玉コレステロールの減少や老化防止、肌の乾燥を防いでくれるなど健康・美容ともに嬉しい効果が。残りの20%含まれているβ-シトステロールという脂肪はコレステロールの吸収を抑える役割を担っていて、積極的に摂りたい脂肪と言えますね。
さらにビタミンも豊富で、アンチエイジングに有効なビタミンE、皮膚や粘膜を正常に保つビタミンA、糖質の代謝を促すビタミンB1、脂肪の蓄積を防ぐビタミンB2、ホルモンバランスを整えるビタミンB6、コラーゲン生成を促進するビタミンCなどがたっぷり含まれています。女性が不足しがちの各種ミネラル、葉酸も補え、食物繊維もたっぷりです。
アボカドは1個で230キロカロリー程度なので、ひとつ丸ごと食べるのは心配だけど美容のためにと毎朝半分ずつ食べるという女性も多いようです。
腸内環境改善といえばヨーグルト
腸内環境を整えてくれる代表選手と言えば、ヨーグルトですね。シリアルにかけたり果物と一緒に摂ったりと、忙しい朝にも手軽に食べられてとても便利な食材です。腸がきれいに元気になることで、美容や便秘解消、ダイエットにも役立ちます。
ヨーグルトは一度に200g以上食べても効果は変わらないらしく、むしろ決まった量を毎日続けて摂ることの方が重要とのこと。腸の中で乳酸菌は長く生きられないため、次々と新しい乳酸菌を送り続けてあげることで腸内環境が良い状態で保たれるというわけです。
なお、ヨーグルトは同じ銘柄を続けて食べるのはあまりよくないという話もあります。同じ種類の乳酸菌ばかり摂ってしまうことで、同じ菌ばかり増え続け、仕事をしなくなるらしいのです。1週間や1か月などある一定の時間が経過したら別の銘柄のヨーグルトに変えて、常に腸内環境を整えましょう。
駅やコンビニにも売ってるバナナ
忙しい朝に手軽に食べられることで駅の売店にも売られているほど朝食のイメージが根付いたバナナですが、単にお手軽というだけではなく注目すべきはその栄養素なのです。
1本当たり90キロカロリー程度と他の果物に比べるとカロリーは少々高めですが、食物繊維が多くりんごやプルーンなど便秘に良いとされている果物と同じくらい含みます。その食物繊維は多くが「不溶性食物繊維」です。これは便の量を増やし、腸内のカスを絡めとって身体の外へ出してくれるという働きを持ちます。
バナナに含まれているビタミンB群は美容のために一役買ってくれる心強い栄養素です。なかでもビタミンB2は肌の新陳代謝を上げてくれ、ビタミンB6は肌荒れを予防し、肌のうるおいと弾力を保つよう働きかけてくれます。
またカリウムも豊富なので、身体の余分な水分を体の外へ出してくれ、むくみの防止につながります。さらにバナナに含まれるセロトニンにはリラックス効果もあり、身体にも、美容にも、心にも良い、優秀な食材なのです。
伝統の和食!味噌・納豆
大豆イソフラボンが女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」と同じ働きをすることがわかり、サプリメントやダイエット食品などに頻繁に使われるようになりました。なかでも、味噌や納豆など発酵食品にはより一層の注目が集まるようになり、美容のために積極的に摂ろうとする女性がとても増えましたね。
まず味噌ですが、美容成分として有名なアルブチンと同じ効果があると言われているリノール酸が含まれていることが分かっています。リノール酸の効果としては、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑制する、肌の保湿力を高める、抗炎症作用、肌のバリア機能を高める、メラニンのもととなる酵素チロシナーゼを破壊することでメラニンを抑制するなどがあります。
また、味噌に含まれている「コリン」は肝臓の機能を高め肝臓に脂肪が蓄えられるのを防いでくれ「サポニン」は腸の働きを整え、脂肪の吸収を抑え、そのうえ脂肪を効率よく燃焼してくれます。
一方、納豆ですが、納豆だけに含まれる「ナットウキナーゼ」が血液をサラサラにしてくれることは有名ですね。豊富に含まれる食物繊維がデトックスに、「ポリアミン」が新陳代謝を高めエイジングケアに、「レシチン」が毒素を排出して肌トラブル防止に、と納豆も味噌に負けず劣らず美容のために大活躍です。
味噌や納豆は日本の朝食のシーンでは定番中の定番ですが、こんなに身体に美容にいいとは、和食おそるべしです。普通の日本の朝食を食べているだけで美容にいいものを摂っているのですから。
ほんとは白身魚だった!鮭
日本の朝食の定番からもうひとつ、鮭も美容に良いってご存知でしたか?
ビタミンEの1000倍の抗酸化力として有名になった「アスタキサンチン」を持っていて、あのサーモンのピンク色はこのアスタキサンチンの色なのです。アスタキサンチンは身体の中から老化現象のもとになる活性酸素を取り除いてくれ、メラニンの生成を抑制するなどの美白効果もあります。
他にも「ジメチルアミノエタノール」が肌のハリやたるみに効果を発揮。注目の美容成分「プロテオグリカン」はあのヒアルロン酸よりうるおう!として有名になりましたが、この鮭が原料なのです。また、マリンコラーゲンも豊富。マリンコラーゲンは他のコラーゲンよりも体内に吸収されやすく、それによって肌の水分量がアップするという特徴があります。
これらの美容効果を実感するには鮭の皮ごと食べることが必須です。鮭の皮にはコラーゲンが豊富に含まれ、さらに皮のすぐ下には不飽和脂肪酸がたくさん含まれているため、皮ごと食べてより多く摂取したいところです。また、焼きすぎるとアスタキサンチンが減りますのでご注意を。
朝の野菜ジュースはこれ!トマト
トマトに含まれている「リコピン」が高い抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去する機能成分があることは有名ですね。このリコピンがお肌のハリと潤いを保つために必要なコラーゲンを増やして、しわやシミなどのエイジングサインから女性を守ってくれるのです。
他にも血中コレステロールの酸化抑制、血糖値の上昇を抑えるなどの効果も耳にするようになりました。
利尿作用のあるカリウムによってむくみが防止され、三大ビタミンと言われるビタミンA・C・Eだけでなく各種ビタミンやミネラルがバランスよく含まれており、さらに落ち込んだりイライラしたりした時に効果的な「GABA」まで摂取できるトマト。美容と健康のためには毎朝食べたいですね!