妊娠したら心配しなくてはいけないことの1つに妊娠線があります。出産後にお腹に妊娠線が残ってしまうと、子供とプールや海に行くときに気になるもの!!この記事では妊娠線とは何かということと、妊娠線を予防するための対策についてお伝えします。
妊娠線って格好悪いですよね…
待望のあかちゃんを授かって、大きくなっていくお腹に、会える日を楽しみにしていたら、なんと!!
お腹の脂肪が割れて線になっている!!
これは妊娠線というものだということは皆さんよくご存知ですよね。
妊娠線は妊娠したら誰でもなるんだから、と諦めている人もいるようですが、ちょっと待って!!
妊娠線はできやすい人とできにくい人がいるんです!!
そして、できやすい人でもきちんとした予防ケアを行えば防ぐことができるものなんですね♪
この記事では妊婦さんやこれから妊娠予定の人ならだれでも気になる妊娠線ができやすい人や原因、妊娠線を予防するための対策法についてお伝えしたいと思います。
妊娠線を防いで、赤ちゃんを産んでもキレイなすべすべお腹を保ちましょうね!!
妊娠線とはどんなモノ?
まず妊娠線とはどんなものなのでしょうか?
妊娠すると子宮の中で赤ちゃんが育って大きくなっていきますよね。
お腹の中の赤ちゃんはたった10か月という短い間に、顕微鏡をのぞかなければ見えないほど小さい受精卵から、生まれるころには身長約50cm、体重3kgにまで育つのです。
当然、赤ちゃんが入っている子宮も、子宮が入っているお母さんのお腹も大きく膨らむのはご存知の通りです。
食べすぎで太っていく場合には、ある程度の年月を掛けてお腹が膨らんでくるものですが、妊娠の場合にはその変化が短い期間でおこります。
そのためにお腹の皮膚の伸びがついていくことができずに、皮膚の真皮が割けて断裂してしまうために起こります。
だいたい妊娠線とは妊娠5か月から7か月くらいの急激にお腹が大きくなる時期からできやすくなります。
妊娠線のでき方には個人差があって、お腹の上下に正中線と呼ばれる線が1本だけ入る人もいれば、ひび割れのように何本も入る人もいます。
また太ももやヒップ、二の腕、バストなど体の他の部分にも妊娠線が入ってしまう人もいます。
一度できてしまうと妊娠線はなかなか消えてくれません。
できる前の予防が肝心になります!!
妊娠線ができる原因とは?
妊娠線ができる第一の原因は、皮膚が短い間に急激に伸びることですが、もう少し具体的にその原因を見ていきましょう。
いったいどんなメカニズムが原因で妊娠線はできてしまうのでしょうか?!
【妊娠線ができる原因①】皮膚が急に伸びるから
まず、妊娠線ができてしまう第一の原因は皮膚が急激に伸びるからです。
妊娠4か月くらいまではそれほどお腹は目立ちませんよね。
妊娠4か月だとだいたいおなかの赤ちゃんは体長15cm、100gくらいで、大きさはいなりずし1個くらいなので、周りの人は妊娠に気が付きません。
それが妊娠5か月になると急激に赤ちゃんは大きくなっていきます。
妊娠5か月で約300gでご飯茶わん1膳から2膳くらい、妊娠6か月で約500gでどんぶり1杯から2杯くらい、妊娠7か月で体重約1kgで牛乳パック1本の重さになります。
そこから更に3か月で一気に2kgも体重が増えていくのです。
お母さんのお腹の皮膚も当然赤ちゃんの成長に合わせて伸びていきます。
皮膚の構造は身体の外側から表皮、真皮、皮下組織の三層からできています。
妊娠すると皮下組織の中にある脂肪細胞が急激に大きくなります。
表皮はその脂肪細胞の大きさの変化についていくことができるのですが、真皮と脂肪細胞の一部はついていくことができずに断裂してしまうのです。
表皮についた切傷は時間が経てばキレイに治るものですが、その奥の真皮の傷はなかなか治りません。
一度できた妊娠線がなかなか消えないのはそういった理由からです。