・表記ルールを守っていない

かぎ括弧に括られた会話の末尾には、句点は入りません。児童文学には句点を入れる表記もありますし、入れる形式を好んで用いる作家さんもいますが、例外的だと考えてください。また、「!」や「?」の後には、1字分のスペースを空けます。「本当ですか?驚きました!まったく知りませんでした。」という会話文があったとすると、正しい表記は、「本当ですか? 驚きました! まったく知りませんでした」となります。

・動詞を補う必要がある

名詞が続く場合、それを訳出しただけでは不自然な日本語になってしまいます。適宜動詞を補うことで、意味も伝わりやすくなります。たとえば、「一連の問題、恐怖、そして疑問を抱くようになる」という文章だと、わかったようなわからないような感じですが、「一連の問題と向き合い、恐怖を覚え、そして疑問を抱くようになる」とすれば、心の動きも伝わりますよね。

また、Yさんには、医師という専門家ならではの見落としがありました。それは……次回に続きます!


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