貯める&備える
2019/01/02

国民年金はクレジットカードで支払える!そのメリット・デメリットを解説

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
国民年金保険料(以下、保険料)のお得な納付方法をご存じですか?保険料の納付方法を工夫すれば、割引やポイント還元を受けられるメリットがあります。保険料の納付方法について、特にクレジットカード支払いの具体的な手続き方法やメリット、デメリットを紹介します。

国民年金保険料 4つの支払い方法

(写真=PIXTA)

そもそも保険料の納付方法は4つあります。

(1)「納付書」を利用して現金や電子マネーで支払い
(2)ATMやインターネットバンキングなどで振り込み
(3)口座振替(口座引き落とし)
(4)クレジットカード払い

1ヵ月あたりの保険料は1万6,340円(2018年度)です。クレジットカードを使うことも含め、お得に保険料を支払うには3つの方法があります。

(1)まとめて前納すると、割引が適用される

(写真=PIXTA)

まとめて前払いすると割引が適用されるのでお得です。まとめて前払いすることを「前納(ぜんのう)」といい、前納期間は6ヵ月、1年、2年と3パターンで選べます。(現金払いの場合は、お好みの月から年度末、翌年度末まで分の前納も可能)1年分を現金で前納すると年間3,480円、2年分だと2年で1万4,420円、保険料が安くなり、1年で約1.8%の割引率となります。

口座振替で前納する場合は、さらにお得で1年前納が4,110円、2年前納だと1万5,650円も割引になるのです。保険料が高額になる前納の場合、コンビニでの支払う場合は「保険料が30万円を超える」と決済できないので注意してください。支払い方法によって、前納金額が変わることはありません。

(2)クレジットカードを使うとポイントが貯まる

(写真=Stokkete/Shutterstock.com)

このような前納の割引に加え、クレジットカードで支払うとさらにクレジットカードのポイントが付くので、おすすめです。また、電子マネーでの支払いの場合は、電子マネーのポイントは付きませんが「クレジットカード払いでのチャージ(入金)」をすると、クレジットカードのポイントが付きます。ただし、電子マネー場合はチャージできる金額の上限が定められていることもあるので、納付の金額が高額になる前納には使えないことがあるケースもあります。

(3)口座振替の場合、「早割」が使える

(写真=TZIDO SUN/Shutterstock.com)

その他、口座振替の場合は、「早割」という制度もあります。通常の保険料の引き落としは、「当月分を翌月末」に引き落とすのですが、「当月分を当月末」に引き落とす(1ヵ月早く納付する)ことで、毎月50円(年間600円、0.3%お得)保険料が安くなりますよ。

クレジットカードで支払うメリット

(写真=PIXTA)

お得に支払う方法は3つあると紹介しましたが、このうちクレジットカードで保険料を納付することのメリットは2つあります。1つ目は「一度手続きをすれば、納付窓口に行く手間が省けること」、2つ目は「クレジットカードのポイントが付くこと」です。電子マネーでの支払いもポイントが貯まる方法があるとお伝えしましたが、支払いに行く手間や時間を考えると、面倒と感じる方もいるでしょう。

クレジットカード払いにしておけば、一度手続きしておくだけで自動決済され、手数料もかからず、ポイントが勝手に貯まっていくためうれしいですね。クレジットカード払いにする場合は、「還元率の良いカード」「貯めたポイントの使い途が自分のライフスタイルに合っているカード」にしておくことも大切です。

クレジットカード払いの場合も現金支払いと同様に1年前納の保険料は19万2,600円ですから、100円で1ポイント貯まるカードなら1年で1,926ポイント貯まることになります。クレジットカード会社の1ポイントがいくらかによっても異なりますが、本やちょっとしたコスメが買えそうですね。

クレジットカードで支払う場合の手続き方法

(写真=PIXTA)

クレジットカード支払いへの手続きをするには「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申込書」を最寄りの年金事務所の窓口に提出(もしくは郵送)する必要があります。申込書に記入する事項は、住所や生年月日などのほか「基礎年金番号」「クレジットカード情報」が必要になりますので、年金手帳やクレジットカードを手元に準備しておきましょう。

また、クレジットカード名義人が自分以外の場合は「国民年金保険料納付に関する同意書」も必要になり、クレジットカード名義人の署名が必要になります。必要書類は「日本年金機構」のHPからダウンロードするか、年金事務所で入手できます。

クレジットカードで支払うときのデメリットや注意点

(写真=Dima Sidelnikov/Shutterstock.com)

クレジットカード支払いにするときは、「クレジットカードの利用限度額」に注意が必要です。他の買い物とあわせて上限金額を超えてしまった場合は、保険料がきちんと納付ができません。事前に利用上限を確認し、上限を超えてしまいそうなときは、カード会社に連絡をして利用上限額を上げてもらいましょう。また、カード決済は「一括払いのみ」となり、リボ払いや分割払いを利用できません。

さらに、使用できるカード会社が決まっているので(アメリカン・エクスプレス、楽天、イオンクレジット……など20種類)自分のカードが対象になるか、なども事前に確認しておきましょう。クレジットカード支払いへの変更の手続きをした後に、「クレジットカード納付のお知らせ」がはがきで届いて、変更手続きは完了となります。

最低でも1ヵ月程度は時間がかかりますので、変更を考えられている方は、早めに手続きをしましょうね。また、前納の支払いにする場合は、2年、1年、6ヵ月(4~9月分)の前納を希望する方は2月末までに、10月分から翌年3月までの6カ月分を前納する場合は8月までに申し込みをしておく必要があります。国民年金に加入の方には、「固定費」となる年金保険料。少しでもお得に賢く納める方法を選択していきたいですね。

文・冨士野喜子(ふじのFP事務所)

【こちらの記事もおすすめ】
老後のための、幸せ貯金計画
「老後のお金」3つのポイント
豊かな老後のための3つのToDo
人生100年時代に必要な「生涯学習」って?
独身女性が安心できる貯金額はいくら?
PREV 国民年金を満額もらえる人ってどんな人?実は結構難しい!
NEXT なんでそんなに貯金好き?日本人の資産形成からわかること

続きを読む