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2018/11/09

誕生月に届くねんきん定期便、確認しておくべきポイントはここ!

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
毎年届く「ねんきん定期便」(以下、定期便)。中身を確認しないまま捨ててしまっていませんか。定期便を読み解くことで、年金記録の漏れや誤りに気付いて将来の年金を守ることができるだけではなく、「年金がいくらもらえるのか?」具体的な数字を知ることで、老後の資産設計にも役立てることができますよ。今回は定期便のチェックポイントを交えながら何が書かれているのか、読み解いていきたいと思います。

ねんきん定期便とは

日本では、20歳~60歳までの方は年金制度に加入するようになっています。

学生や自営業は「第1号被保険者」、会社員や公務員は「第2号被保険者」、第2号被保険者の妻は「第3号被保険者」。それぞれが加入している年金制度が異なるため、将来受け取れる年金額も変わってきます。

定期便には、それぞれの年金に加入している「年金加入期間」と、今まで納めた「保険料納付額」、現状で受け取ることができる「加入実績に応じた年金額」が書かれています。

毎年のお誕生月に届くので、「私にはまだ届いていない……」ということもありますが心配する必要はありません。また、紛失した場合などで再発行を希望する場合は、日本年金機構に電話をすれば再度、郵送してもらえます。

ねんきん定期便に書かれている内容は年齢によって違う

(写真=metamorworks/Shutterstock.com)

定期便は通常、ハガキで送られてくるのですが、35歳、45歳、59歳の方だけは、より詳細な内容が書かれている封筒タイプで郵送されてきます。

過去に勤めた会社の名前や、その時の「標準報酬月額」(ほぼ毎月のお給料)、支払った保険料の金額などが月ごとに記載されています。

定期便に書かれている「加入実績に応じた年金額」は、「老齢基礎年金額」と「老齢厚生年金額」を足したもので、第1号と3号被保険者の期間が「老齢基礎年金額」に反映し、第2号被保険者の期間が「老齢基礎年金額」と「老齢厚生年金額」に反映します。

知らず知らずのうちに「未納」しているかも?

保険料を納付していない月があった場合は「未納」となり、将来の年金がその分減ってしまいます。

よくあるケースとして挙げられるのは、前の会社を2018年5月15日に退職し、2018年6月1日に新しい会社に入社した場合など。この場合、2018年5月分は市町村役場で国民年金の加入手続きをして国民年金保険料を納めなければなりません。しかし、ほとんどの方が「来月、再就職するから」と1ヵ月分の保険料を納めず「未納」になっていることもあるのです。

転職、結婚、フリーランスへの転向など、お勤め状況が変化されている方は特に注意して確認してみましょう。

ねんきん定期便を受け取ったら、何をしたら良い?

(写真=svershinsky/Shutterstock.com)

定期便を受け取ったら、まずは、「漏れ」「誤り」がないか確認しましょう。記載されている内容の「住所や名前、生年月日が間違っている」「加入履歴に間違いがある、抜けている」、など訂正したいことがあったら「年金加入記録回答票」に必要事項を記入して、年金事務所まで持参するか、定期便が封筒で送られた方は同封の封筒で返送しましょう。

また、「未納」期間がある方や「免除・猶予」期間(所定の手続きをして保険料の納付を免除・猶予)がある方は、期限以内でしたら過去の保険料を後から納めることができます。未納の場合は過去2年分、免除・猶予の場合は過去10年分までさかのぼって納めることができます。

定期便に書かれている「これまでの加入実績に応じた年金額」は、65歳以降に1年間にもらえる金額ですので、12で割ると月々にもらえる額が分かります。

加入期間が10年程度ですと「これだけ!?」という金額にはなると思います。なので、現状の加入実績と見込みの年金額を見て、これから20年、25年……と年金額が増えたとことを想定して計算してみましょう。

もし、「このままいっても豊かな老後生活は送れないかも……」と思ったら、年金で足りない分の老後資金の補い方について、一度考えてみることをおすすめします。「ねんきん定期便」を活用して、豊かな老後の資産設計をしませんか。

文・冨士野喜子(ふじのFP事務所所属)

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