5月上旬、「スパゲッティは3時間以上水に浸せば、ゆで時間は90秒でOK」という内容のツイートがバズりました。だいたいのパスタはゆでるのに7分以上かかり、中でもスパゲッティはその間、鍋底にくっつかないよう適度に混ぜたりなど意外と面倒ごとが多いですよね。時短できるのは大変ありがたい!
今回はこのスパゲッティで「水戻しパスタ」に挑戦しました
とはいえ、「普通にゆでたほうが美味しいのでは?」という疑問も頭をよぎります。時短できても、あまり美味しく仕上がらなければ、日常的に使いたいテクニックとは言えません。
何事も試してみなければわからないので、実際に「表示時間通りにゆでたパスタ」と「水戻ししてから時短でゆでたパスタ」を食べ比べてみました。
スパゲッティが3時間でフニャフニャに
ツイートでは「3時間以上」となっていましたが、今回は3時間ぴったりで水に浸した後、90秒でゆでたいと思います。
半分に折りました
筆者の家には水戻しするためのちょうど良い長さの容器がなかったため、深めのお皿を使うことに。スパゲッティを半分に折る必要があり、早くも前途多難。ロングパスタを“全身”浸せる大きさの容器は、パスタを収納する容器(濡らしたくない)くらいしかありませんでした……。
1時間経過
1時間経過した時点で見てみると、徐々にパスタの色が薄くなり、フニャフニャになってきました。
3時間後
3時間後には色も大分白くなり、乾麺の堅さはほとんどなくなりました。それでは、本当にここから90秒でしっかり仕上がるのか、実際にゆでてみます。
ゆで時間は、10秒単位で調整する必要がありそう
水戻しパスタを90秒にゆでたタイミングで一度口に運んでみると、嚙み切れないほどではないのですが、芯に堅さが残っており、“美味しくいただけるレベル”には達していなかったです。120秒までゆでると、芯の堅さは多少残っているものの、「アルデンテと言えばアルデンテか」と思える食感になりました。麺の太さに合わせて、10秒単位でゆで時間を調整する必要がありそうです。
上が普通に表示時間(7分)ゆでたパスタ、下が水戻ししてからゆでたパスタ
普通にゆでたパスタと水戻ししてゆでたパスタとで、パッと見のビジュアルに特に違いはありません。ただ、食感には明らかな違いが。
カルボナーラのソースをかけました