当時の旧制高校の学生の象徴でもあった「バンカラ服」を試着し、旧制松本高校校舎を背景に記念撮影ができるコーナーもあります。
3階 ：テーマ展示
3階では、いくつかのテーマに沿って資料が展示されています。当時の学生たちが作り、歌い継いできた寮歌を聴くことができる「寮歌ライブラリー」や、映像コーナーがあります。そして、旧制高校出身の著名人の直筆書簡なども展示されています。
重要文化財「旧松本高等学校校舎」
旧松本高等学校は、大正8年(1919年)に設立されました。1945年、信州大学の発足にともない包括され、1950年に廃校となりました。その建物は現在、図書館や市民の文化会館として利用されています。校舎の内外は無料で観覧することができます。
歴史的建造物としても貴重な存在である校舎は、国指定の重要文化財となっています。
しかもこの校舎は、NHK朝の連続テレビ小説『おひさま』の舞台にもなったロケ地です。
当時の校長室と普通教室を再現した教室もあります。
この校舎は、記念館を見学した後に見ることをおすすめします。そのほうが、より当時の授業の様子を想像できて面白いと思います。
映画『orange-オレンジ-』のロケ地「あがたの森公園」
ご紹介した旧松本高等学校校舎および旧制高等学校記念館は、「あがたの森公園」内にあります。
このあがたの森公園は、よく映画やドラマのロケで使われています。最近では、映画『orange-オレンジ-』のロケ地として使われました。漫画の中でも、主人公たちが学校の帰りに寄っていた場所です。
公園内には東屋がいくつもあります。テーブルとイスのセットも何ヵ所かあり、木漏れ日の下でピクニックも楽しめます。遊具のあるアスレチック、そして子どもが水遊びをできる小さな川もあります。公園内にたくさんいるハトや池の鯉に餌をあげることもできるので、お子様連れの方にもおすすめの場所です。
旧制松本高校の校舎と旧制高等学校記念館を見学したあとは、緑豊かなあがたの森公園をゆっくり散歩してみてください。ロケで使われていたスポットを見つけて、映画のワンシーンのような写真撮影に興ずるのもアリですね。
最後に
松本駅とあがたの森公園との間は、歩くと少し距離がありますが、途中にかわいいショップやカフェがいくつもあります。まっすぐ一本道のため、道に迷うこともありません。天気の良い日には、心地よい松本の空気を感じながら歩いて行くのがおすすめです。
なお、道すがら「松本市美術館」もあります。こちらも合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
提供・トリップノート
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