50代から筋トレを始めるのがおすすめの理由
女性は50代から筋トレを始めるのがおすすめされている理由として、50代は筋肉量が低下する年齢であることが挙げられます。年齢と共に筋肉量は低下していきますが、女性は50代のタイミングで一気に筋肉量が低下します。
女性の場合、筋肉量の低下には閉経が大きな影響を与えています。50代になり閉経すると、これまで体内で分泌されていたエストロゲンの分泌量が大幅に少なくなります。
エストロゲン – Wikipedia
エストロゲンの分泌量が減ることで女性の体内は大きく変化します。その変化として自律神経の乱れ、生活習慣病のリスクが高まるなどが挙げられますが、体内の筋肉量の低下もエストロゲンの分泌が少なくなることによる影響のひとつです。
筋肉量が低下すると運動機能が低下するだけでなく、様々な病気の原因にもなりかねません。そのため、50代の女性はダイエット目的としてだけでなく、健康促進のためにも筋トレをすべきです。
アラフィフ女性が筋トレをしたらどんな効果が得られる?
50代の女性が筋トレをすることで、様々な効果が得られると言われています。以下では、筋トレによる効果を4つに分けて解説していきます。
基礎代謝アップ
まず、筋トレをすることで基礎代謝を上げる効果が得られます。基礎代謝とは何も運動をしていなくても消費しているカロリーのことです。1日の中でもっとも消費カロリーが多いのが基礎代謝ですので、基礎代謝が高ければ痩せやすい体と言えます。
年齢を重ねると二の腕やお腹周り、足などに付いた脂肪が落ちにくくなったと感じる人も多いはずです。なかなか落ちない脂肪をなんとかしたいなら、筋トレで基礎代謝をアップしましょう。
精神の安定
50代女性は閉経によって精神状態が不安定になりがちです。感情の起伏が激しくなり自分でコントロールができなくなってしまう人もいます。不眠に悩まされる人も少なくなく、鬱病を発症することも珍しくありません。
このような負のループから抜け出すためには質の高い睡眠をとることが重要ですが、睡眠の質を上げる方法として筋トレが挙げられます。筋トレを習慣にすることで睡眠の質も上がり、睡眠不足が解消されれば精神の安定にも繋がります。
美姿勢の維持
年齢を重ねるごとに前傾姿勢になりがちですが、これを予防してくれるのが筋トレです。50代のうちから筋力を鍛えておけば、10年後、20年後も正しい姿勢をキープしやすくなります。70歳、80歳になっても美姿勢でいたいのであれば、50代からの筋トレは必須と言えるでしょう。
また、正しい姿勢をキープすることはダイエットにも大きな効果があります。姿勢を正しただけでダイエット効果が得られるとも言われているため、ぜひ美姿勢を維持するための筋トレを実践しましょう。
生活習慣病予防
50代からの筋トレは、単にダイエット効果だけでなく生活習慣病の予防にも役立ちます。女性は閉経すると生活習慣病になるリスクが急激に高まると言われています。主な生活習慣病は、心臓病、脳卒中、高血圧、糖尿病、脂質異常症などが挙げられます。
どの病気も人間の命を脅かすものです。健康な体で長生きするためには、生活習慣病にかからないために予防をすることが重要と言えます。
このような生活習慣病は肥満が原因で引き起こされることもあります。筋トレをして基礎代謝を挙げれば肥満予防にもなるため、50代からは生活習慣病を予防する意味でも筋トレを始めてみるのがおすすめです。