洞察力の鋭い人の特徴③疑問を持ち続ける

洞察力が鋭い人は、誰かや何かに対して疑問を持ち続けるという特徴があります。
現在手元にある情報は本当に確かなものなのか。自分が選んだ道は正しいのかどうか。
周囲が口をそろえて話している評価は本当なのか、といった「真偽」を常に自分に問いかけることができるというのが洞察力がある人の特徴です。

洞察力がある人は常に周りの意見や常識に対して「本当にそうか?」という疑問を自分に投げかけることが出来ます。そして必要があれば修正をし、自分の足で情報収集することも怠りません。

そのため、他人から寄せられた「~らしいよ。」などというソース(情報源)がはっきりしない噂にもまずは疑問を投げかけるという癖が付いています。

そして、たとえ他人と意見が違えようとも、自分の洞察力を信じて行動の指針とするのです。

洞察力の鋭い人の特徴④物事を多角的に見る

人間は、大人になってくると今までの経験則などから「偏見」というものを持ち始めます。
しかし洞察力が鋭い人はその偏見という一遍だけの見方を改める特徴があるのです。

洞察力の鋭い人は仕事に置いても、プライベートに置いても物事を多角的に見ることが出来る人が多いです。
物事に対して、あるいは人に対してどんな長所や短所があっていろんな面から分析をする事が出来る特徴を持っています。

そして大切なことが「常識」や「色眼鏡」を捨てること。
他人と同じ目線でいたり同じ色眼鏡を掛けていては、物事の本質が見えずにその他の人間と同様に見せかけに騙されてしまいます。

大衆心理として、その他大勢の人が「右」と言えば「右」だと思ってしまう事が特に日本人は多い傾向にあります。
しかし、そういった大衆心理に誤魔化されることなく「本当に右なのか?本当は左が正しいのではないのか?」と冷静に物事を分析できる能力がある人は、洞察力が長けていて、且つ鋭い人。さらに観察力にもたけている為情報の変化に気づきやすい、識別能力が高い人と言えるでしょう。

洞察力が鋭い人は、自分の観察力を以って変化に気づくことや、他人が気付いていないことにフォーカスしてみることができるという力を持っているのです。

洞察力の鋭い人の特徴⑤「今」に括らない

洞察力の鋭い人の特徴としては「今」だけの視点に括らないことが大切です。
確かに現在だけの価値として見ると、さして評価するに値しないものかもしれません。
しかし「過去」はどうだったのか、さらに「未来」ではどうなっていくのか等を現実的な視点からもっと飛躍して考えられるのが洞察力の鋭い人が出来ることです。

少し昔に遡ると空を飛べる事すらも笑われた時代がありました。もっと遡ると太陽が地球の周りを回っているという天動説が常識だった時代に「回っているのは太陽ではなく地球だ」という地動説を唱えた人が笑われた時代もあったのです。
それくらい「過去」と「現在」が違うのですから、「現在」と「未来」も当たり前のように違います。
なので現代の常識という物差しで物を考える必要はないのです。

洞察力が鋭い人は他人の物差しなどもろともしませんし、将来の可能性に希望を抱き続けるのです。
常に進化し続ける技術や時代に対して不可能なことなどありえない、という精神で様々な物事を受け入れていきます。

さらに仕事においても自分が今担っている仕事が将来どんな発展を遂げていくのか、将来性があるのか等も過去から現在の変化を考察し、現在から未来の姿を思い描くのです。

「これからどうなるか」、「現在の常識が常識でなくなるかもしれない」という様々な変化に対しての想像力や観察力を持っている。それが洞察力が鋭い人の特徴なのです。

洞察力の鋭い人の特徴⑥博識

洞察力が鋭い人の特徴の一つとして博識であることがあげられます。
それは自分の仕事などによる専門分野だけではなく、様々な分野に対して幅広い知識を持っているという特徴があるのです。

自分が関わっている分野だけに限らず、様々な物事や時勢に興味を持って知識を深めている人は洞察力を常に磨いている人といえるでしょう。

知識を深める・知識を広げるということは自分が許容できる器を広げるということ。
洞察力が鋭い人は様々なケースやパターンを自ら知り得ようとします。さらにそういった知識を自分の中に蓄積させておくことで様々な憶測や様々な予測が出来ます。

その為、物事を考えたり本質を見抜くための考察をする時も、蓄えた知識を参考にして多くの視点から多くのパターンを考察でき、その中から自分が思う「本質」を選び抜くことが出来るのです。
そのために、洞察力に長けている人は物事の本質を鋭く見抜くために、様々な知識を蓄えていける人ということも特徴と言えるでしょう。