日本最西端の島、与那国島には与那国馬と呼ばれる在来馬がいます。とてもおとなしい馬で、初心者でも楽しく乗馬体験ができます。しかも海の中で馬たちと遊ぶ、という島ならではの特別な体験まで気軽にできます!旅の思い出に、海馬遊びをしませんか?

与那国馬

沖縄ならではのマリンスポーツ、与那国島で与那国馬と海遊び1.jpg
(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

与那国島は日本最西端の島として有名ですが、この日本の西の果てには与那国馬(ヨナグニウマ)と呼ばれる在来馬がいます。40年ほど前まで与那国馬は農業などに利用されていましたが、機械化に伴いその役割は変化しました。現在は島の自然の中での乗馬などを通して、可愛い馬たちとふれあうことができます。

与那国馬は小柄な馬で、力はありますがおとなしくて優しい性格です。純粋な与那国馬の毛色は茶色のみです。与那国町の天然記念物に指定されています。この希少な在来馬を有効に活用し、保存するために活動している団体がNPO ヨナグニウマふれあい広場です。

ヨナグニウマふれあい広場では与那国馬の特徴を生かして、馬遊びやホースセラピーなどの活動を実現しています。小柄でおとなしい馬なので、子供や障害者でも安心して乗馬体験ができるそうです。今回は沖縄ならではの乗馬体験である、海馬遊びを紹介します。

海馬遊び

海馬(うみうま)遊びは文字通り、海で馬と遊ぶ体験ができます。沖縄ならではのマリンスポーツと言えるかもしれません。5月〜9月の暖かい時期のみ可能で、いくつかの団体を通して体験できますが、今回はヨナグニウマふれあい広場での体験について紹介します。

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(画像=トラベルライター 与那国の美しい青、トリップノートより引用)

服装など

馬と共に海に入るので、濡れても良い服装が必須です。水着の上にTシャツ、短パンなどがオススメです。足元はマリンシューズを履きますが、持っていない場合は当日無料で貸してもらえます。カメラは防水のものであればインストラクターに預けて写真を撮ってもらうこともできます。

実施条件について

海で遊ぶ、という自然が相手の体験なので、天候が悪いと残念ながら中止になってしまいます。雨が降っていなくても、風が強いなどの理由で波が高いと、馬が怖がってしまうため実施できません。ここは運を天に任せるか、どうしても、という人は島の神様にお祈りしておきましょう。

当日の集合場所

当日は浜に直接集合します。浜には着替える場所がないので、事前に着替えを済ませた状態で集合場所へ行きましょう。

馬と遊ぶ!

浜に着くとお世話になる馬とインストラクターが待っています。今回お世話になったのはルンタくんです。与那国馬にしては多少体の大きいルンタくん、名前はチベット語で「風の馬」という意味で幸運をもたらすと言われているそうです。

さっそく簡単に乗馬の説明を受けます。ここの馬たちは「ハイ!」のかけ声で進み、手綱を引きながら「ダー」というと止まります。海に入るので、鞍はつけていません。馬の背中に直接、乗ります。仮に落ちたとしても浅瀬の海に飛び込むだけなので安心です。

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(画像=トラベルライター 海に入って準備中、トリップノートより引用)

水の中に入り、ルンタくんの体を海水で濡らしながら撫でてあげます。気持ち良さそうです。そしていよいよ乗せてもらいます。基本的にはインストラクターが先導してくれるうえに、馬たちはよく調教されているので手綱につかまっていれば大丈夫です。

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(画像=トラベルライター 海で乗馬!、トリップノートより引用)

沖縄の海は暖かいので、水の中でも寒いということはなく快適です。ルンタくんもとっても気持ち良さそうに歩いています。海に入っているのに、少し高い視点から景色を見渡せるのは不思議な気分です。

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(画像=トラベルライター ルンタくんに引っ張ってもらう!、トリップノートより引用)