こんにちは、ドクター麻梨子こと、美容外科皮膚科医師の平田麻梨子(ひらた まりこ)です。

「眉毛のアートメイクを全国民に!」自分も経験した美容外科医がおすすめする理由
(画像=『女子SPA!』より引用)

平田麻梨子医師

最近は、眉毛のアートメイクをしている人が、女子男子ともどもすごく増えましたね~!!!3年前はそんなに多くなかったような。

ひと昔前のアートメイクって、ぎゅんっとアーチ状に青みがかったラインが入っているイメージでしたよね。聞けば韓国で10年前に入れました~っておっしゃる方が多かったです。

近頃は、まるで自分の眉毛のように1本1本毛流れを再現する手法が流行していて仕上がりもとても綺麗です。

アートメイクはどこで施術が受けられるの?

では、そんなアートメイクはどこで受けられるのか?

現在の日本では病院限定で施術を受けられます。

以前はサロンでも施術できていたのですが、2005年に厚生労働省の指定により、アートメイクは医療行為となりました。医療行為は”医師または医師の指導の下に看護師が施術を行う“と義務付けられていますので、病院外での施術は不可能ということになりますね。

「眉毛のアートメイクを全国民に!」自分も経験した美容外科医がおすすめする理由
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真はイメージです

なぜ医療行為になってしまったかというと、針の使いまわしによってHIVやB・C型肝炎などに感染してしまうなどのトラブルがなくならなかったからです。

また、海外から輸入した色素に発がん性物質が含まれていたということも…。

アートメイクなんかでHIVやがんになったらとんでもないので、現在の日本は病院でのみアートメイクを受けることができます。

いきなりアートメイク業界に参入した看護師さん

それまでサロンで受けるものであったアートメイク、医療行為に認定されたところで、いきなり看護師さんが上手にできるはずがありません。ですので、医療行為になった2005年に始めても、一番長い人で17年の歴史ということになります。

最近のようにアートメイクが市民権を得たのなんてここ数年だと思うので、基本的によく見るアートメイクの術者は長くて5年~10年程度の歴の方が多いと思います。

実は私もアートメイクを3年前に習いに行ったのですが、アジアで、そして医療者じゃない方に習いました。免許にかかわらず、経験が多い方がうまいに決まっているので。

ということで、サロンでのアートメイクの歴史は長いのですが、医療行為としてのアートメイクは最近普及したということですね。