キャリアによるつながりやすさの違いは?(ドコモ、au、ソフトバンク)
大手携帯電話会社のドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアでは、つながりやすさに大きな違いはないものの、2014年にICT総研が公開した「スマートフォン つながりやすさ満足度調査」の結果を見ると、スマホのつながりやすさ満足度トップは「au」でした。39都道府県で1位を獲得し、日常的な場面、混雑している場面、旅行先や地方での場面の3つの状況において、auが1番つながりやすいという結果が出ています。この調査からauが強みとしているLTEのエリアの広さがわかりますね。
また、山間部ではドコモがつながりやすいという声もあるので、実際どの地域のどの場所でスマホを利用するかによって、つながりやすいキャリアは異なるでしょう。
ICT総研の「スマートフォン つながりやすさ満足度調査」のキャリア別の回答を都道府県に分けて見ると、都道府県別の満足度上位は1位が宮崎県、2位が静岡県、3位が福岡県となっています。地方移住先で使っているスマホが通信可能かどうかは、各キャリアの通信エリアを確認するのがおすすめです。通信エリアは各キャリアの公式HPでチェックすることができます。地方移住先を検討する際は、事前に確認してみてくださいね。
格安スマホは地方でもつながる?
格安スマホは大手3キャリアよりも毎月の通信量を節約することができるので、利用したいと考える方もいますよね。格安スマホはドコモ、au、ソフトバンクの通信網を借りてサービスを提供しています。そのため、通信サービス提供エリアは、格安スマホでも大手キャリアと変わりません。例えばドコモの回線を借りてサービスを行っている格安スマホであれば、ドコモで通信が可能な地域であれば同じように利用することが可能です。
都心で生活して入れば、一般的に格安スマホは大手キャリアよりも通信速度が遅くなってしまう傾向があります。人が混雑する場所では大手キャリアであっても通信速度が遅くなってしまうため、大手キャリアの回線を借りている格安スマホは回線混雑時の速度の低下が著しいです。その点で地方は都心に比べて回線が混雑することが少ないため、格安スマホであっても快適な通信を行うことができるでしょう。格安スマホを使っている人が地方移住をしたために通信速度が遅くなってしまうということはありませんよ。
地方でも5Gは使える?
2020年3月にスタートした新しいスマホの通信規格である5Gは、スタートしたばかりで、まだ全国には普及していません。2020年4月現在、東京や大阪などの都心でも5Gが使えるのは一部の地域だけです。そして地方ではまだ5Gを使うことはできません。
現在、地方では5Gを使うことはできませんが、KDDIとソフトバンクは5Gの地方展開を急ぐために、基地局の整備や運営を担う共同会社を設立しました。KDDIとソフトバンクの両社が持つ基地局を相互利用し、整備機関の短縮やコスト削減をすることで、地方での5Gの通信エリアの拡大を早期に進めています。地方で5Gの通信ができるようになる日は、そう遠くはないでしょう。
まとめ
よほどの過疎集落でない限り、地方で圏外になってスマホが使えなくなるということはありません。むしろスマホの通信速度は都心よりアクセスが集中しにくいことから、安定して使用することができるというメリットもあります。2020年3月に5Gの通信がスタートしましたが現状では4Gが中心です。移住先が通信サービスエリアかどうかを、事前に使用しているキャリアの公式HPでチェックしておくと良いでしょう。
提供・移住支援.com
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