仕事がつまらないと感じたら原因の整理から始めよう

ここまでで、仕事がつまらないと感じることにどれだけ悪影響が生じるのかを見てきましたが、実際のところ、漠然と「仕事がつまらない」と感じている人が多く、つまらないと感じる根本原因について自己分析したことがあまりないようです。

そこで、以降では、仕事がつまらない、会社が楽しくない原因でよくあるものをピックアップしました。
ほとんどの場合、どれかに当てはまるはずですので、まず、自分がどのタイプに当てはまるのかをチェックしてみてください。

上司や同僚と合わない

これまで、厚生労働省や大手転職サイトなどのさまざまな機関や企業が「会社の退職理由」についてのアンケート結果を公開してきましたが、常に上位にランクインするのが「職場の人間関係」。つまり、“人間関係”はそれほど影響力があるのです。

仕事内容に満足感や達成感があっても、職場の人間関係に問題があるなら、仕事全体がつまらなくなります。

職場の人間関係において、特に上司との人間関係は重みが大きい。
高圧的だったり、保身的だったり、独善的だったりなど上司に問題があると、部下はビクビクしたりイライラしたりする状況下で仕事をこなさなければならず、仕事そのものが大変なストレスになります。

仕事内容が自分に合っていない

言うまでもなく、自分が好きなことや得意なことと、実際の仕事内容がマッチしていない場合、仕事を楽しむことはできません。

日常生活においても、「いまいちやる気が出ないこと」は誰しもあるのではないでしょうか?例えば、食事の後の片付け、トイレや水回りの掃除などです。

同じように、自分にとっての仕事がそのようなことであるならば、当然のことながら仕事を楽しむことはできません。
多くの人が仕事を楽しめないのは、自分の好みの傾向やセンスよりも目先の収入や待遇を最優先して仕事を選んでしまうからです。

待遇面に不満がある

仕事内容や職場の人間関係に満足していても、給与や福利厚生などの待遇面に不満があると、仕事全体がつまらなくなります。

仕事自体にはとてもやりがいを感じられるが、サービス残業や休日出勤は日常茶飯事、おまけに有給もなく、ただただ毎日仕事に忙殺されるだけの日々。
このような環境下で、仕事を楽しむことは不可能です。

頑張って仕事をした成果が待遇面にしっかり反映されないと仕事がバカバカしく思えてしまいます。

会社から正当に評価されていない

好きな異性に何度もアタックしたがフラれ続け、結局諦めた—。
このような経験をした方もいらっしゃるかもしれませんね。

これと同じように、幾度となく全力で取り組んでも現状が何も変わらないと、心も折れてしまうものです。

成果が昇進や昇格、昇給や賞与という形で反映されるのであれば、仕事は面白くなっていきますが、どれだけ成果を上げても何も変わらないなら、仕事はつまらなくなります。

スキル・能力不足で結果を出せていない

仕事で成果を出せば会社から正当に評価される環境にいたとしても、自分のスキルや能力不足により結果が出ないと、仕事はつまらなく感じます。

周囲の人たちが当たり前にできているにも関わらず、自分だけ仕事が上手にできずついていけない、仕事の内容や進め方がわからない、ミスが多いなど、このような状況では仕事がとてもつらく感じるでしょう。

会社組織においては、自分のスキルや能力の不足が周囲の社員に迷惑になることも多くあります。
自分のミスや業務の滞りを周囲が快くカバーしてくれたとしても、それが心苦しさや焦りになってしまいます。これでは仕事がつまらないですよね。