陰気な人の性格4:自己否定する

陰気な人の性格の特徴はすぐ自己否定してしまう面を持ち合わせていることです。他人から自分を否定されて傷つきたくないために、問題に遭遇すると自分で自分を否定してしまう心理が先に働いてしまいます。人から言われる前に自分から自己否定してしまうことで、思わぬ冷たい言葉をかけられても、行動をとられても、先に心の準備として自己否定しておき、他人からうけるショックのダメージを軽減させようとする心理が働いてしまうのは、陰気な人の性格です。

陰気な人がすぐに自己否定してしまう性格は、育った環境や、小さい頃褒められた経験が少なかったり、学校でいじめなどにあい辛い時期を経験したなど、幼少期の出来事が原因となっている場合があります。それがトラウマとなってすぐに自己否定してしまう心理が働いてしまうのです。自分を否定してしまうのが当たり前になっているのです。最初から「どうぜ自分には無理なことだから…」とあきらめてしまった方が自分が傷つかなくてすむと思ってしまうのです。そのため明るくなれず、陰気な性格の人は暗くなってしまうのです。

陰気な人の性格5:劣等感が強い

陰気な人は劣等感が強い人が多いです。劣等感を持つ陰気な人は、自分はダメだと思うのと同時に、他人をうらやましく思い、嫉妬心を持っていることが多いです。考えてみると私たちも、誰かを「いいな、うらやましい」と思ってしまうときは暗い気分になってしまいます。陰気な人はいつもそんな心理の中にいるのです。男も女も陰気な人はみんな同じですが、社会での女性の立場も重要になっている近年、男にしても女にしても劣等感を持った陰気さは仕事にも影響してしまうことがあります。もちろん生き方にも悪い影響をきたすことがあります。

劣等感というのは男や女に問わられず生まれ育った環境によって身に付きやすい心理だといわれます。周りの大人(親や学校の先生など)から「おまえはなにをやっても駄目だ!」などと言われながら育つと、成長してからも失敗してしまったときやもしくはまだことを始める前から、その時の場面において「自分はダメな人間なんだ」と自己暗示してしまう心理が働いて、暗くネガティブな考えしか持てなくなってしまうのです。

しかしそんな環境に育ったとしても、劣等感というのは人と比べて感じるものなので人と比べるのをやめたり、人をうらやましがらず自分の価値観をきちんと持つことによって、自分に自信がついて治っていくものだと言われています。

陰気な人の性格6:逆ギレしやすい

陰気な人は感情の表現が下手なので、ずっと感情を押さえ突然爆発させてしまうことがあります。たとえば会社でいつもはおとなしい女の社員が突然キレて怖いなと思うことってありませんか?このような女の人はいつもは自分が責められてもそれに対して反論することがなく言い訳することもないけれどたまりにたまった感情を突然ぶつけるのも陰気な性格の人には見受けられるのです。これは女だけではなく男の人も同様です。陰気な人すべてが逆ギレするわけではありませんが、陰気な人に多く見られる性格です。

たとえば間違いを指摘された時、陰気な人は素直に認めてすぐに改善することが苦手なのですが、ともかく自分が怒られるのが怖く、その恐怖から逃れるために、先に自分からキレてしまう心理が働き、逆ギレしてしまうのが陰気な人に見られるのです。怒られることが怖く怯える心理は、幼児期、親の躾が厳しく、悪いことをしたらすぐに怒られる環境に育った人の心理によくある感情です。子供時代のトラウマが陰気な性格を作ってしまっている場合があります。

陰気な人の性格7:独自の世界にひたる

陰気な人は自分だけの世界をもち、そこに固執したり心を封じ込めてしまう特徴があります。世間と協調せずに自分の世界から出てこない人です。以前流行った言葉で「おたく」という言葉がありますが、この「おたく」呼ばれる人たちは、ある意味独自の世界にひたり、世の中では陰気な感じのする人たちでした。しかし現在はソーシャルネットワークの発達で、その独自の世界観にひたりながらも、決して陰気というイメージではなく自分の世界の中でお金を稼ぎ生活の糧にしている人もたくさんいます。

近年は面識がなくとも世界観が合う者同士が TwitterやFaceBookなどを通じて、同じ世界に住む人を探し画面上で共通の世界観を持つもの同士が繋がり、独自の世界観が大きな繋がりとなっている現象が起きています。そのため昔流行った「おたく」という陰気を代名詞にする言葉は消え行く存在です。そのかわり家にこもりパソコンやスマホばかりにかじりつく人は陰気な人と見られる傾向にあるのも事実です。そういわれると近年は陰気な人が多いのかもしれません。