仕事の話…はどこへ?
「Tさんはベロベロになるまで飲む人で、酔うと『俺、茉奈ちゃんのMっぽいところが好き〜。今度アソコ噛んであげるよ』とか気持ち悪いことを言ってきたり、肩を抱いたり腰に手を回してきたりと、とにかく酷いセクハラ魔だったんですよ」
そして1番の恐怖は、帰りのタクシーでした。
「私の最寄駅まで送ると言っては、毎回私をタクシーに押し込んでとにかくキスしようと必死に迫ってくるんですよね。『奥さんに言いつけますよ〜』とTさんの両腕を押さえながら避けて、それでもしつこくされると運転手さんに助けを求めたりしていました」
やっとの思いで3回飲みに付き合ってみましたが、全く仕事を振ってくれる素振りがなかったので茉奈さんは我慢できなくなったそう。
「Tさんに『会う度に“今度紹介する”と言っていた若手の編集さんに、今週中に会わせてください。仕事をくれないならもう飲みには行きません』とLINEしたんですよ。そしたらパッタリ連絡がこなくなりました」
仕事がない女性を無料ホステス扱い…
「きっとTさんは最初から仕事をくれる気なんてさらさらなくて、私をだましてセクハラしたかっただけなんだと思います」と茉奈さんは語ります。
「“仕事がもらえるかもしれない”というエサに釣られて誘いに乗ってしまった私もバカですが、Tさんのやってることは最低だと思います。自分の立場を利用して、仕事がない女性作家を無料ホステス扱いしていい気になっているんですから」
「それ以来、おじさんが怖くなってしまって。必要以上に警戒してしまうんですよね…」とため息をつく茉奈さんなのでした。
続いてはTwitterのDMで、本の出版を持ちかけられた漫画家の女性の体験談です。