東京から電車で1時間ほどでアクセスできる鎌倉。鶴岡八幡宮や小町通りをはじめとした人気のスポットが集まる鎌倉駅東口だけでなく、反対側の鎌倉駅西口にも、TwitterやInstagramに投稿したいスポットやお店が満載です!今回は、写真映えしそうな鎌倉駅西口周辺の観光・グルメスポットを厳選してご紹介します。

鎌倉駅西口周辺ってどんなところ?

写真:サトホーク

JRと江ノ島電鉄(江ノ電)が停車する 鎌倉駅 の西口は、閑静な住宅街が広がるエリア。鎌倉を代表する神社 「鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)」 や、メインストリート 「小町通り」 などがある東口の様子とは異なりますが、自然が多く残っているほか、周辺には歴史ある寺社仏閣もあり、人混みを避けて散策したい方にはおすすめのエリアです。

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また鎌倉駅西口から歩いてすぐのところにある 「御成通り(おなりとおり)」 では、地元民御用達のカフェや雑貨店など、おしゃれなお店が立ち並んでいるほか、江ノ電を眺められるお店もあり、鎌倉散策と合わせてグルメやショッピングも気軽に楽しめます。

【1】金運アップのパワースポット「銭洗弁財天宇賀福神社」

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鎌倉に来たら、一度は訪れたいパワースポットが 「銭洗弁財天宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてんうがふくじんじゃ)」 。巳年の1185年、巳の月・巳の日に、水神・宇賀福神(うがふくじん)が源頼朝(みなもとのよりとも)の夢枕に立って神のお告げを伝え、それに従って社を建てたのが起源といわれています。

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岩窟のトンネルから参道を経由して、手水舎で手を洗ったら、 社務所 でロウソクと線香、ざるを受け取りましょう。100円を納め、売店で奉納用の卵(5個入り・税込300円)を買った後、 奥宮(おくみや) へ。千羽鶴や鳥居が奉納されている社で祈願しましょう。

奥宮での見どころは、社の奥にある岩窟の 木漏れ日 。鎌倉五名水の一つである銭洗水が湧き出ており、晴れた日の日中には、写真映えしそうな風景を眺められます。

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奥宮で参拝した後は、 本社 へ参拝しましょう。水の神・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)が祀られており、音楽や弁舌など芸能に関するご利益があるといわれています。本社を参拝した後は、境内の奥にある 「上之水神(かみのすいしん)」 へ参拝しましょう。

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上之水神の後は、石段を下りたところにある 「下之水神(しものすいしん)」 へ。水の神が祀られており、近くには高さ3メートルの 「一条の滝」 が流れています。その後は、隣にある社 「七福神社(しちふくじんじゃ)」 へ。大黒天や恵比寿天、毘沙門天など、七福神が祀られています。

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境内を回った後は、奥宮に戻ってお金を洗ってお清めをしましょう。ザルにお金を入れ、ひしゃくで水をかけて洗います。洗った後はお金を拭いて財布に戻し、有意義に使いましょう。

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あわせて、本社の近くにある 「龍のオブジェ」 に立ち寄るのもおすすめ。弁財天の使いであるヘビにちなんだオブジェで、社務所で購入できる水占いのみくじ(1枚・200円)をオブジェの水に浮かべると、占いの結果が出てくるのでぜひチェックしてみて。

【2】朱塗りの鳥居に注目!出世運にご利益がある「佐助稲荷神社」

写真:サトホーク

銭洗弁財天から少し歩いたところにある 「佐助稲荷神社(さすけいなりじんじゃ)」 。源頼朝の命を受け、頼朝の側近・畠山重忠(はたけやましげただ)によって建立された神社で、幼少期の頼朝を助けた稲荷神が祀られていることから、出世にご利益があるといわれています。

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写真映えしそうなスポットのひとつが 参道 。朱色の鳥居がいくつか並んでおり、近くには狐の像が並んでいることから、映えそうな写真が撮れる点でTwitterやInstagramといったSNSでのシェアに人気を集めています。

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また境内には狐の像がたくさんあり、古くから周辺の田畑を潤してきた水源 「霊狐泉(れいこせん)」「古稲荷群(こいなりぐん)」 などで見ることができます。

【3】珍しい鐘楼と竹林に注目!鎌倉唯一の尼寺「英勝寺」

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鎌倉駅西口から歩いて13分のところにある 「英勝寺(えいしょうじ)」 。鎌倉で唯一の尼寺で、徳川家康の夫人・お勝の方が出家して英勝院(えいしょういん)と改め、先祖供養のために江戸時代中期に創建されました。

仏殿(ぶつでん) には、十二支の彫刻が施されており、小さな窓からは江戸幕府三代将軍・徳川家光が寄進した阿弥陀如来(あみだにょらい)や観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)などが祀られています。

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写真映えスポットは、本堂裏手にある 竹林(ちくりん) 。凛とした空気に包まれており、晴れた日には木漏れ日が差し込む竹林の風景が見られます。遊歩道も整備されており、散策しながら自然を満喫できます。

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また山門の近くにある 「鐘楼(しょうろう)」 にも注目。袴を履いた人が立っているように見える「袴腰付楼閣(はかまこしつきろうかく)」と呼ばれる珍しいデザインとなっており、鎌倉ではここでしか見ることができません。

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さらに山門の横にある 洞窟 の中にも入ることが可能。中には石仏が安置されているので、ぜひ中に入ってお参りをしてみては。

【4】美しい参道に注目!鎌倉五山第三位の寺院「寿福寺」

写真:サトホーク

鎌倉時代に創建された 「寿福寺(じゅふくじ)」 。源頼朝の妻・ 北条政子(ほうじょうまさこ) が臨済宗の開祖・栄西(えいさい)を招いて開山した寺院で、北鎌倉の建長寺や円覚寺、浄智寺、金沢街道にある浄妙寺に次ぐ鎌倉五山第三位のお寺です。

江戸時代に建立された 仏殿 の内部は通常非公開ですが、ゴールデンウイークや正月といった特別な時期のみ、仏殿の扉が開かれます。中では、釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)をはじめとした貴重な釈迦三尊像(しゃかさんぞんぞう)を拝観できます。

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見どころは、総門から中門まで続く 「参道」 。夏には木漏れ日を背景に新緑を楽しめるほか、秋にはもみじが色づき、写真映えしそうな景色が広がります。

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また寺の裏山のやぐらには、寿福寺の開祖である 北条政子 の墓といわれている 五輪塔(ごりんとう) があるほか、近くには鎌倉幕府三代将軍・ 源実朝(みなもとのさねとも) も墓もあるので、歴史好きな方はチェックしてみては。