トータルビューティーサロン『Hariest(ハリエスト)』の院長・倉内 夕(くらうち ゆう)さんが、自然治癒力を上げる方法などについて詳しく教えてくれました。自然治癒力は、お肌の健康にも関係があるんだとか。
自然治癒力って一体なに?
怪我をした時などに聞く、『自然治癒力』という言葉。自然に治癒していく力だということは漢字からなんとなくわかるものの、その正体はわからない・・・という方も多いのでは?
自然治癒力は、一体どんな働きをしているの?私たちにどんな影響があるの?高めることはできるの?
そんな疑問に、広尾にあるトータルビューティーサロン『Hariest(ハリエスト)』の院長で鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の資格を持つ、倉内 夕さんが詳しく答えてくれました。
自然治癒力は高いほうが美容面にもいい!
そもそも自然治癒力って何ですか?
自然治癒力というのは、免疫力とほぼ一緒のことなんです。
自然治癒力や免疫力が落ちてしまうと病気になりやすかったり体調を崩しやすかったりするので、自然治癒力や免疫力が高くなると健康的な生活が送れますし、病気や怪我をした時に早く治りやすくなるというメリットもあります。
美容面や健康面でもすごくいい影響が出てくるので、自然治癒力や免疫力が高い方がいいのは間違いないと思います。自然治癒力や免疫力が高いとお肌の抵抗力が上がるので、ちょっとした刺激にも負けないお肌ができます。
逆に、自然治癒力や免疫力が下がるとお肌がダメージを受けやすくなってしまいます。アレルギー反応やアトピー、お肌の乾燥などが起こりやすくなってしまうこともあるんです。
自然治癒力は年齢とともに下がってしまう
自然治癒力がお肌にも関係があっただなんて・・・。20代後半くらいから、肌の調子が悪いのもそのせい!?
その可能性はありますね。自然治癒力や免疫力と同じで、残念ながら年齢とともに落ちていってしまうんです。
胸のあたりにある『胸腺』というところから免疫細胞が生まれて、その免疫細胞がウイルスと戦ってくれて自然治癒力や免疫力に働いています。ですが、年齢とともに胸腺自体が小さく萎縮してしまうので、生まれてくる免疫細胞の数が減ってしまうんですね。
なので、どうしても自然治癒力や免疫力が落ちていってしまうんです。